最新のセレックシステムを用いたセラミック治療

皆さま、こんにちは。Belle歯科・矯正歯科です。 暑い日が続きますが、体調など崩されてはいないでしょうか。開院まで約1ヶ月と迫り、来週から内装工事が開始予定です。どんな医院が完成するのか皆さま楽しみにお待ちください。 本日は当院で導入予定の最新機器について少しご紹介したいと思います。一般的に、むし歯治療が終わった後に装着する被せ物や詰め物は、歯を削った後に歯型を取り、その歯型から歯の模型を作り、その模型を使ってそれらを専門に作製するプロフェッショナルである歯科技工士が作製していきます。基本的には、被せ物や詰め物は外部の歯科技工所に依頼をして作ってもらうことが多いです。しかしながら、その作製する工程が複雑になればなるほど被せ物や詰め物の精度にエラーが生じる、作製に時間がかかる、トラブルが起きてもすぐに対処できないなどの問題が起きる可能性があります。伝言ゲームを想定していただくと分かりやすいでしょうか。最後まで正確な情報が人の手だけで伝わることはほとんどないですよね。 当院では、来院される患者様にそういった問題が可能な限り生じないようにするべく、医院内で作製できるものは基本的に作製していくこととしました。もちろん、医院内に専属の歯科技工士がいるので、その方と相談しながら被せ物や詰め物は作製を行っていきます。そして、さらに最新の「セレックシステム」を導入し、そこに歯科技工士の知識と腕を組み合わせることで、患者様に装着する被せ物や詰め物の精度を高め、装置完成までの時間短縮、ひいては歯科技工士の労働負担の軽減も図っていくこととしました。 セレックシステムとは医療先進国のドイツが開発した、歯の修復物をコンピュータ制御によって作製していくCAD/CAMシステムです。「CAD/CAMって何?」と思われる方も多いでしょう。CAD/CAMを簡単に説明すると、CADはコンピュータを使ってデザイン・設計を行うこと、CAMはコンピュータを使って製品を作製することを意味しています。つまりCAD/CAMシステムとは、物づくりにおけるデザインの決定や設計から製造までをすべてコンピュータで行うことを言います。 セレックシステムでは歯を削ってから後の作業、つまり「歯型を取る」から「修復物の作製」までを全てコンピュータが行います。これに要する時間はおよそ1〜2時間程度。つまりセレックシステムを使用すれば、被せ物や詰め物を装着するまでの時間を短縮することができます。 セレックシステムを用いたセラミック、ジルコニア治療には次のようなメリットがあります。 「美しい仕上がりと抜群の耐久性」セレックシステムでは、高品質のセラミックブロックやジルコニアブロックから歯の形に合わせた詰め物や被せ物を削り出します。セラミックは歯科材料の中でも特に審美性に優れ、透明感のある質感は天然の歯と合わせてもほとんど違和感がありません。ジルコニアはセラッミク以上に強度に優れ、奥歯での修復に最適な材料です。そして、セラミックやジルコニアはともに経年劣化もしないため、お口の中で長期にわたり安定した状態を保てます。 「詰め物や被せ物を装着するまでの時間を短縮」セレックシステムによる歯の治療は、なんといっても治療期間を短縮できることが最大の特徴といえます。「歯の詰め物を白くしたいけど、忙しくて時間がない」「大事なイベントまでに歯を綺麗にしたい」など、治療にあまり時間をかけられない方にお勧めの治療です。(ただし歯の状態や、治療する歯の本数によっては、装置装着までに時間がかかる場合があります。) 「通常のセラミック治療よりも低価格」当院でのセレックシステムを用いたセラミック治療は、すべて院内で作製を行うため、通常よりもリーズナブルな価格でセラミック治療を受けることができます。 「金属アレルギーの方でも安心」セレックシステムを用いて作製する詰め物や被せ物はすべてセラミック、ジルコニアで、アレルギーを誘発する可能性のある金属はいっさい使用していません。したがって金属アレルギーの方も安心して治療を受けることができます。 以上のように、セレックシステムを用いた治療には従来の治療と異なる優れた点が多数あります。詳細はまた後日報告しますが、10月開院時に予定している内覧会ではセレックシステムのご紹介も行いたいと思いますので、ご興味をもたれた方、現在悩まれている方は是非一度ご相談下さい。

西神南の矯正歯科ならベル歯科・矯正歯科

ご挨拶 2020年10月上旬、地元である神戸市西区の西神南に「Belle歯科・矯正歯科」を開院する院長の竹内優斗と申します。今後当院へご来院される皆さまに素敵に、安心、笑顔をお届けするべく、現在は開院の準備につとめております。 当院では、小児矯正から成人矯正までを含めた矯正歯科治療をより専門として、そしてその治療を専門に学んだ歯科医師としての目線から総合治療をご提供します。 近年では歯科で使用する材料や装置の進歩が目覚ましく、私が大学を卒業した頃とは比較にならないほど歯科治療の技術は発展しました。日々それらの技術に遅れないよう今後も研鑽を積んでいきます。そして、学んだ知識や技術をもとに、より良い・質の高い治療を皆さまにご提供したいと考えております。 開院までの期日が刻一刻と迫る中、先日は待合室に置くチェアの選定を行ってきました。ご家族で来院される可能性も考慮して、少しでも待合室でくつろげる空間を提供したいと考えて選んでおります。今回上げさせていただいた完成イメージの写真とはやや異なるため、開院後を楽しみにしていただけたらと思います。 今後こちらのコラムを利用して、当院や歯科に関係する様々な内容をご紹介していきたいと考えております。開院までは準備状況も上げていきたいと思いますので、皆さまどうぞ宜しくお願い申し上げます。