歯周病ってどんな病気なの?

こんにちは。Belle歯科・矯正歯科です。 今回のコラムではおよそ80%の人が罹患している歯周病という病気についてご紹介していきます。当院にご来院されるほとんどの方が、やはりこの疾患に罹患しておられるので、この内容を読んで少しでも知識を深めていただけますと幸いです。 歯周病の治療の重要性はよく『家』に例えて説明されることが多いです。 家を建てる際には必ず地盤の調査というものをします。地盤がしっかりしていないと地盤沈下が起きたり、地滑りしたり、液状化が生じることがあります。そんな土地に家を建ててしまうとどうなるでしょうか? どんなに立派な家を建てても、いつか家が傾いてしまうことでしょう。そんな家に住むなんて非常に不安なことだと思います。ですので、地盤が弱い時は家を建てる前に地盤改良を行います。そうしてできた頑丈な土地の上に家を建てることで、我々は安心・安全に日々を過ごすことができます。 今回例えに用いた家というのは「歯」や「被せ物」のことを指します。そして、家を立てる土地が「歯周組織」(歯茎や歯を支えている骨)です。歯周病にかかっているということは土地の地盤がしっかりしていないということです。そにような土地にそのまま家を建てることはありませんし、既に建っている家は非常に危険ですので地盤改良が必要となります。その地盤改良が歯周病の治療をするということです。どんなに高価で綺麗な被せ物をしても、歯周組織が健康で強固になっていないと、ある日歯がグラグラになって歯としての機能が失われてしまうかもしれません。 以上の内容を歯周病におきかえて、わかりやすくまとめます。 被せ物をしたり、歯を長く使っていく際には必ず歯周病検査をします。歯茎を含め、歯の周りの組織がしっかりしていないと、歯茎が腫れたり、歯がぐらついたり、抜けてしまったりします。そんな歯周病の歯に被せ物をしてしまったら、どんなに綺麗で丈夫な被せ物をしたとしても、いつ歯がダメになるのかわからない状態になります。ですが、もしそのことを知らなけれんば気にすることなく暮らすことはできます(怖いですね・・・)。ですので、歯周病にかかっている時は、被せ物をする前に歯周病治療を行います。そうしてできた健康な歯周組織に支えられた歯に被せ物をしてこそ安心して日々食事をとることができます。 歯周病は歯を失う要因の第一位です。しかしながら、無自覚で進行する恐ろしい病気のため、歯を失ってから気づいて後悔される方が大多数です。 歯周病を治すことの必要性を少しでも感じてもらえたでしょうか?今後のコラムでも、歯周病の治療について、また記載していきたいと思いますので、ご興味がありましたら、また読んでいただけますと幸いです。