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矯正歯科の費用を抑える10の方法|賢い選択と節約術blog

2025.06.18

矯正歯科の費用が高額になる理由とは?

矯正歯科の治療費用が高額だと感じている方は多いのではないでしょうか。実際に矯正治療は歯科治療の中でもかなり高額な分野といえます。症例によっては100万円を超えることも珍しくありません。

なぜこれほど高額になるのでしょうか。矯正治療の費用が高くなる理由は、主に以下の要素が関係しています。

まず、矯正装置自体の材料費が高額です。ブラケットやワイヤーなどの装置は精密な医療機器であり、特に目立たない裏側矯正やマウスピース型の矯正装置は、材料費がさらに高くなります。

また、矯正治療は一度の処置で終わるものではなく、長期間にわたって継続的な調整が必要です。一般的な矯正治療は1〜3年程度かかることが多く、その間の通院や調整の費用が積み重なります。

さらに、矯正治療には歯科医師の高い専門性と技術が必要です。特に複雑な症例では、より高度な知識と経験が求められるため、その技術料が費用に反映されます。

そして何より大きな要因として、矯正治療は基本的に自費診療となることが挙げられます。健康保険が適用されるケースは限られており、ほとんどの場合は全額自己負担となるのです。

矯正歯科の費用を抑える10の効果的な方法

高額な矯正治療費用を少しでも抑えたいと考えるのは当然です。ここでは、矯正治療の費用を賢く抑えるための10の方法をご紹介します。

1. 複数の歯科医院で相談・比較する

矯正治療を始める前に、複数の歯科医院でカウンセリングを受けることをおすすめします。同じ治療内容でも、医院によって費用設定は異なります。

単に費用の安さだけで選ぶのではなく、医師の経験や実績、設備、アフターケアの内容なども含めて総合的に比較することが大切です。多くの矯正歯科では初回カウンセリングを無料で行っているので、積極的に活用しましょう。

当院のような矯正専門のクリニックでは、患者様の症状だけでなく、生活環境や将来計画も考慮した上で最適な治療計画を提案しています。セカンドオピニオンやサードオピニオンとして利用することも可能です。

2. 矯正治療の種類を検討する

矯正治療にはさまざまな種類があり、それぞれ費用が異なります。

一般的な金属ブラケットによるワイヤー矯正は、比較的費用を抑えられる方法です。一方、目立ちにくい審美ブラケットや裏側矯正、マウスピース矯正は見た目の良さがある反面、費用は高くなる傾向があります。

さまざまな矯正方法の比較ご自身の症状や予算、生活スタイルに合わせて最適な矯正方法を選ぶことが、費用対効果の高い治療につながります。症状が軽度であれば、部分矯正という選択肢もあります。

どの矯正方法が自分に合っているのか、専門医に相談しながら検討することをおすすめします。

3. 早期治療・小児矯正を検討する

お子さんの歯並びが気になる場合は、早期に対処することで将来的な費用を抑えられる可能性があります。

子どもの顎はまだ成長段階にあるため、比較的少ない力で歯並びを整えることができます。また、早期に矯正することで、将来的に抜歯が必要になるリスクや、より複雑な治療が必要になるリスクを減らせる場合があります。

当院では7〜8歳頃からの早期治療も行っています。お子さんの歯並びが気になる場合は、まずは相談にいらしてください。

4. 医療費控除を活用する

矯正治療の費用は医療費控除の対象となります。年間で支払った医療費の合計が10万円を超えた場合(または所得の5%を超えた場合)、確定申告をすることで税金の一部が還付されます。

矯正治療だけでなく、他の医療費と合算することもできるので、家族全体の医療費を確認してみましょう。控除を受けるためには領収書の保管が必要ですので、必ず取っておくことをお忘れなく。

医療費控除の申請書類と計算方法医療費控除を活用することで、実質的な負担額を数万円から数十万円程度軽減できる可能性があります。

5. 分割払いやローンを利用する

矯正治療の費用を一括で支払うのは大きな負担になります。多くの矯正歯科では分割払いやデンタルローンの利用が可能です。

月々の支払いを数千円から数万円程度に抑えることで、家計への負担を軽減できます。金利や手数料がかかる場合もありますが、長期間の分割が可能なため、無理なく治療を続けられるメリットがあります。

当院でも患者様の経済状況に合わせた柔軟な支払いプランをご用意しています。お気軽にご相談ください。

6. 大学病院や歯科大学の矯正科を検討する

大学病院や歯科大学の矯正科では、一般の歯科医院よりも比較的安価に矯正治療を受けられる場合があります。

教育機関であるため、研修医が担当することもありますが、必ず経験豊富な指導医の監督のもとで治療が行われます。治療期間が長くなる可能性はありますが、費用を抑えたい方には検討の価値があるでしょう。

ただし、人気が高く予約が取りにくい場合や、通院の手間が増える可能性もありますので、ご自身の生活スタイルと相談して決めることをおすすめします。

7. 矯正治療に特化したクリニックを選ぶ

矯正治療に特化したクリニックでは、効率的な治療システムが確立されていることが多く、結果的に費用対効果の高い治療を受けられる可能性があります。

専門性の高い医師による的確な診断と治療計画により、無駄のない治療が可能です。また、多くの症例を扱っているため、さまざまな歯並びの問題に対応できる経験と技術を持っています。

矯正専門クリニックの診療室当院のような矯正専門のクリニックでは、最新の設備と技術を導入し、効率的な治療を提供しています。患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療計画で、最適な結果を目指しています。

8. 保険適用可能な矯正治療を確認する

一般的に矯正治療は自費診療ですが、顎変形症など一部の症状では健康保険が適用される場合があります。

保険適用の条件は厳しく、審査も必要ですが、該当する場合は大幅に費用を抑えることができます。特に受け口(下顎前突)が重度の場合などは、保険適用の可能性があるため、専門医に相談してみることをおすすめします。

保険適用の可能性は症状によって異なりますので、まずは矯正専門医による診断を受けることが大切です。

9. 治療のタイミングを考慮する

矯正治療は長期間にわたるため、ライフプランに合わせたタイミングで始めることも費用対策の一つです。

例えば、ボーナス時期に合わせて治療を開始する、家計に余裕がある時期を選ぶなど、経済的な負担が少ないタイミングを見計らうことも大切です。また、医療費控除を最大限に活用するために、他の医療費がかさむ年に合わせて治療を始めることも一つの方法です。

当院では患者様のライフスタイルや経済状況に合わせた治療計画をご提案しています。遠慮なくご相談ください。

10. メンテナンスと予防を徹底する

矯正治療中は虫歯や歯周病のリスクが高まります。これらの問題が発生すると、追加の治療費用がかかるだけでなく、矯正治療自体も長引く可能性があります。

毎日の丁寧な歯磨きと定期的なクリーニングを欠かさず行うことで、追加費用のリスクを減らせます。また、矯正装置を大切に扱い、破損させないよう注意することも重要です。

矯正治療後の保定期間も含めて、長期的な口腔ケアを継続することが、結果的に費用対効果の高い治療につながります。

矯正治療の種類と費用相場

矯正治療にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴と費用が異なります。ここでは主な矯正方法の費用相場をご紹介します。

ワイヤー矯正(表側矯正)

最も一般的な矯正方法で、歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を動かしていきます。金属製のブラケットを使用する場合、費用相場は50〜80万円程度です。

セラミック製やプラスチック製の目立ちにくいブラケットを選ぶと、60〜90万円程度に費用が上がります。見た目の良さを求める方に人気がありますが、その分費用も高くなります。

ワイヤー矯正は多くの症例に対応できる信頼性の高い方法です。複雑な歯並びの問題も効果的に治療できるため、幅広く利用されています。

裏側矯正(舌側矯正)

歯の裏側にブラケットを装着する方法で、外からは矯正装置が見えないのが最大の特徴です。審美性に優れていますが、技術的に難しく、装置も特殊なため、費用は80〜150万円程度と高額になります。

装着初期は舌に違和感があり、発音にも影響する場合がありますが、見た目を重視する方には人気の選択肢です。特に社会人の方など、人前に立つ機会が多い方に選ばれています。

裏側矯正の装置と施術の様子裏側矯正は装置の調整がやや難しいため、経験豊富な矯正専門医による治療が望ましいでしょう。

マウスピース矯正

透明なマウスピース型の装置を使用する矯正方法です。インビザラインなどの製品があり、取り外しが可能で目立ちにくいのが特徴です。費用相場は70〜100万円程度です。

2週間ごとに少しずつ形状の異なるマウスピースに交換していくことで、徐々に歯を移動させます。食事や歯磨きの際に取り外せるため、日常生活への影響が少ないのがメリットです。

ただし、複雑な症例には不向きな場合もあり、患者様自身の装着時間の管理が必要です。当院でもインビザラインを導入しており、適切な症例には積極的にご提案しています。

小児矯正

子どもの成長段階に合わせて行う矯正治療です。第一期治療(7〜10歳頃)と第二期治療(永久歯が生えそろう12歳以降)に分けて行うことが多く、合計で60〜100万円程度の費用がかかります。

早期に介入することで、顎の成長をコントロールし、将来的により複雑な治療が必要になるのを防ぐことができます。また、抜歯を回避できる可能性も高まります。

お子さんの歯並びが気になる場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。当院では小児矯正にも力を入れており、お子さんの成長に合わせた最適な治療計画をご提案しています。

矯正治療の費用対効果を最大化するポイント

矯正治療は決して安い買い物ではありません。だからこそ、その効果を最大限に引き出すためのポイントを押さえておくことが大切です。

信頼できる矯正専門医を選ぶ

矯正治療の成功は、医師の技術と経験に大きく左右されます。単に費用の安さだけで選ぶのではなく、実績や専門性を重視しましょう。

日本矯正歯科学会の認定医や専門医の資格を持つ医師は、一定水準以上の知識と技術を持っていることが保証されています。当院の院長も日本矯正歯科学会認定医の資格を持ち、多くの症例を手がけてきました。

また、過去の症例写真を見せてもらうことで、その医院の治療レベルを確認することもできます。遠慮せずに質問し、納得のいく説明が得られるかどうかも重要なポイントです。

治療計画をしっかり理解する

矯正治療を始める前に、治療計画と費用内訳を詳しく説明してもらいましょう。治療期間、通院頻度、装置の種類、追加費用の可能性など、あらかじめ把握しておくことが大切です。

特に「追加費用」については要注意です。初期費用だけを安く提示し、後から様々な名目で追加費用を請求する医院もあります。当初の見積もりに何が含まれていて、何が含まれていないのかを明確にしておきましょう。

当院では、初回のカウンセリングで詳細な治療計画と費用をご説明し、患者様が納得された上で治療を開始しています。

治療中のセルフケアを徹底する

矯正治療中は、日々のセルフケアが非常に重要です。医師の指示通りに装置を使用し、丁寧な歯磨きを心がけることで、治療効果を高め、追加費用のリスクを減らせます。

特にマウスピース矯正では、1日20時間以上の装着が推奨されており、患者様自身の協力が治療成功の鍵となります。また、矯正装置の破損を防ぐため、硬いものや粘着性の強い食べ物は避けるなどの注意も必要です。

定期的なメンテナンスにも欠かさず通うことで、問題の早期発見・早期対応が可能になり、結果的に費用対効果の高い治療につながります。

保証内容を確認する

矯正治療後、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こることがあります。そのため、多くの医院では保定装置の使用や定期的なチェックを含む保証期間を設けています。

保証期間中に問題が生じた場合の対応や、追加費用の有無などを事前に確認しておくことが重要です。保証内容が充実している医院を選ぶことで、長期的な視点での費用対効果が高まります。

当院では治療後も定期的なフォローアップを行い、必要に応じて調整を行っています。患者様の笑顔が長く続くよう、責任を持ってサポートしています。

矯正治療を検討する際によくある質問

矯正治療を検討する際、多くの方が同じような疑問や不安を抱えています。ここでは、よくある質問とその回答をご紹介します。

大人でも矯正治療は可能ですか?

はい、年齢に関係なく矯正治療は可能です。実際に、当院では20代から60代まで幅広い年齢層の患者様が治療を受けています。

子どもの頃と比べると骨の硬さや治癒力の違いから、治療期間がやや長くなる傾向はありますが、技術の進歩により、大人の方でも効果的な治療が可能になっています。

特に近年は目立ちにくい矯正装置が増えたことで、社会人の方も治療を受けやすくなっています。見た目を気にされる方には、マウスピース矯正や裏側矯正などの選択肢もあります。

矯正治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

症状の程度や選択する矯正方法によって異なりますが、一般的には1〜3年程度の治療期間が必要です。軽度の症状であれば半年程度で改善することもあります。

治療開始前の診断時に、おおよその治療期間をご説明しますが、歯の動き方には個人差があるため、実際の期間は前後する可能性があります。

また、治療後も「保定期間」として、歯が元の位置に戻るのを防ぐために装置を使用する期間が必要です。この期間も含めて考えることが大切です。

矯正治療中は痛みがありますか?

矯正装置を装着した直後や調整後には、歯に圧力がかかることによる痛みや違和感を感じることがあります。しかし、多くの場合、数日から1週間程度で慣れてきます。

痛みの程度には個人差がありますが、市販の鎮痛剤で対応できる程度のものが一般的です。当院では痛みを緩和するためのアドバイスもしっかりと行っています。

また、技術の進歩により、以前と比べて痛みの少ない矯正治療が可能になっています。痛みに不安がある方は、事前に相談していただければ、個々の状況に合わせた対応を検討します。

矯正治療と一般歯科治療は同時に行えますか?

基本的には可能です。むしろ、矯正治療を始める前に、虫歯や歯周病などの問題を治療しておくことが推奨されます。

矯正治療中は歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、事前に口腔内の健康状態を整えておくことが重要です。

また、矯正治療と並行して、定期的なクリーニングや検診を受けることで、口腔内の健康を維持することができます。当院では矯正治療と一般歯科治療の連携を大切にしています。

まとめ:賢い選択で矯正治療の費用を抑える

矯正治療は決して安い買い物ではありませんが、適切な方法を選び、賢く費用を抑えることは可能です。複数の医院での相談、矯正方法の比較検討、医療費控除の活用、分割払いの利用など、様々な方法を組み合わせることで、経済的な負担を軽減できます。

また、早期治療や予防的なアプローチ、日々のセルフケアの徹底も、長期的に見れば費用対効果を高める重要な要素です。

何より大切なのは、単に費用の安さだけで選ぶのではなく、信頼できる矯正専門医のもとで、自分に最適な治療を受けることです。適切な治療計画と丁寧な施術により、後戻りのリスクを減らし、長期的に安定した結果を得ることができます。

当院では患者様一人ひとりの状況に合わせた最適な治療計画と費用プランをご提案しています。矯正治療をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。美しい歯並びと健康的な噛み合わせを手に入れるための第一歩をサポートいたします。

矯正治療に関するご質問やご不安がございましたら、いつでもお問い合わせください。専門的な知識と豊富な経験をもとに、丁寧にお答えいたします。

著者情報

Belle歯科・矯正歯科院長の竹内優斗

[経歴]

日本矯正歯科学会 認定医

近畿東海矯正歯科学会

インビザライン プラチナプロバイダー

兵庫県歯科医師会

神戸市歯科医師会

神戸市西区歯科医師会

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