ブログ

blog

  • HOME>
  • ブログ>
  • 高校生のための矯正歯科選び方ガイド|失敗・・・

高校生のための矯正歯科選び方ガイド|失敗しない7つのポイントblog

2025.08.20

高校生が矯正治療を始めるベストなタイミングとは

高校生になると自分の見た目に対する意識が高まり、歯並びを気にする方が増えてきます。「歯並びをきれいにしたいけれど、高校生から始めても遅くないのだろうか」と不安に思う方もいるでしょう。

結論からお伝えすると、高校生の時期は矯正治療を始めるのに非常に適したタイミングです。永久歯がすべて生え揃い、顎の骨の成長も落ち着いてくる時期だからです。

高校生の矯正治療には以下のようなメリットがあります。

  • 永久歯が生え揃っているため、歯を動かすためのスペースが確保しやすい
  • 新陳代謝が活発で歯が動きやすく、大人よりも治療期間が短くなる傾向がある
  • 将来の歯周病リスクを減らし、健康的な口内環境を維持できる
  • 見た目の改善による自己肯定感の向上

ただし、高校生の生活スタイルに合わせた矯正歯科選びが重要です。学業や部活動、受験などの忙しいスケジュールと両立させるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

失敗しない矯正歯科選びの7つのポイント

矯正治療は2〜3年という長期間にわたる治療です。そのため、適切な歯科医院選びは治療の成功に直結します。ここでは高校生とその保護者の方に向けて、失敗しない矯正歯科選びの7つのポイントをご紹介します。

これから紹介するポイントを参考に、自分に合った矯正歯科を見つけてください。

1. 日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているか

矯正歯科を選ぶ際、最も重要なポイントが「日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているかどうか」です。認定医の資格を取得するには、5年以上の矯正歯科に関する研修と学会の試験に合格する必要があります。

認定医がいる医院では、専門的な知識と技術に基づいた質の高い治療を受けることができます。特に複雑な症例や特殊なケースにも対応できる経験豊富な医師がいることで、治療の成功率も高くなります。

日本矯正歯科学会の公式ホームページでは、認定医が在籍している医院を検索することができますので、ぜひ活用してみてください。

2. 複数の矯正装置を取り扱っているか

矯正装置には、従来のワイヤー矯正(表側矯正)、目立ちにくい裏側矯正、透明なマウスピース矯正など様々な種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の症状や生活スタイルに合った装置を選べることが重要です。

例えば、高校生の場合は見た目を気にする方も多いでしょう。そのような場合は、目立ちにくい裏側矯正やマウスピース矯正が選択肢になります。複数の治療法を提案してくれる医院なら、あなたのライフスタイルや希望に合った最適な治療法を選択できます。

3. 治療計画が明確で説明が丁寧か

矯正治療は長期間にわたるため、治療計画が明確であることが非常に重要です。初回のカウンセリングで、治療期間、費用、治療方法、リスクなどについて丁寧に説明してくれる医院を選びましょう。

特に高校生の場合は、受験や学校行事などのタイミングも考慮した治療計画を立ててくれるかどうかも確認しておくと安心です。例えば、受験期間中は治療間隔を空けるなどの配慮をしてくれる医院が理想的です。

4. 費用設定が明確か

矯正治療は保険適用外の自費診療となるため、費用面も重要な選択ポイントです。治療費の総額だけでなく、分割払いの有無や追加費用の発生条件なども事前に確認しておきましょう。

治療方法によって費用は大きく異なります。一般的な相場は以下の通りです。

  • ワイヤー矯正(表側):60万〜130万円
  • ワイヤー矯正(裏側):100万〜170万円
  • ハーフリンガル矯正:80万〜150万円
  • マウスピース矯正:60万〜100万円

また、部分矯正であれば費用を抑えることも可能です。初回のカウンセリングで費用について詳しく説明してくれる医院を選ぶことをおすすめします。

5. 通院のしやすさと予約の取りやすさ

高校生は学業や部活動で忙しいため、通院のしやすさも重要なポイントです。自宅や学校から通いやすい場所にあるか、診療時間は放課後や土日に対応しているかなどを確認しましょう。

また、予約の取りやすさも重要です。急なトラブルが発生した際にすぐに対応してもらえるかどうかも事前に確認しておくと安心です。診療日が月の半分以上あり、定期的に通院しやすい医院を選ぶことをおすすめします。

さらに、学校行事や試験期間などで通院が難しい時期に柔軟に対応してくれるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

6. コミュニケーションが取りやすいか

矯正治療は長期間にわたるため、医師とのコミュニケーションが取りやすいことも重要です。質問や不安に丁寧に答えてくれるか、患者の希望や要望をしっかりと聞いてくれるかなどを確認しましょう。

初回のカウンセリングでの対応を見れば、その医院のコミュニケーションスタイルがわかります。不安や疑問に思ったことを気軽に相談できる雰囲気があるかどうかをチェックしてみてください。

7. 矯正中のトラブルに対応してくれるか

矯正治療中には、装置が外れてしまったり、痛みが出たりするトラブルが発生することがあります。そのような時に迅速に対応してくれる医院を選ぶことが大切です。

特に高校生の場合は部活動などで装置が壊れてしまうこともあるため、緊急時の対応についても確認しておくと安心です。トラブル時の連絡方法や対応時間なども事前に確認しておきましょう。

実績が豊富な医院であれば、様々なトラブルに対する対処法も確立されているため、安心して治療を受けることができます。

どうですか?これらのポイントを押さえて矯正歯科を選べば、失敗するリスクを大幅に減らすことができます。

矯正治療は決して安い買い物ではありません。しっかりと情報収集をして、納得のいく医院選びをしましょう。

高校生の矯正治療で考慮すべき学校生活との両立

高校生の矯正治療で特に考慮すべきなのが、学校生活との両立です。学業や部活動、受験などと矯正治療をどのように両立させるか、事前に考えておく必要があります。

ここでは、高校生活と矯正治療を上手に両立させるためのポイントをご紹介します。

学業との両立

高校生は授業や課題で忙しい毎日を送っています。矯正治療を始める際は、通院スケジュールと学校の予定が重ならないように調整することが大切です。

多くの矯正歯科では、平日の夕方や土曜日にも診療を行っているところがあります。学校の授業に影響が出ないよう、放課後や休日に通院できる医院を選ぶと良いでしょう。

また、定期テスト前や重要な学校行事の前後は、できるだけ通院を避けたいものです。そのような希望にも柔軟に対応してくれる医院を選ぶことをおすすめします。

部活動との両立

部活動に熱心に取り組んでいる高校生も多いでしょう。特に運動部に所属している場合は、矯正装置の種類選びが重要になります。

接触の多いスポーツを行う場合は、マウスピース矯正が適している場合があります。運動中は取り外すことができるため、怪我のリスクを減らすことができます。一方、ワイヤー矯正の場合は、マウスガードを使用するなどの対策が必要になることもあります。

部活動のスケジュールと通院日程が重ならないよう、事前に年間スケジュールを医院に伝えておくと良いでしょう。大会前後は特に調整が必要になるかもしれません。

受験との両立

高校3年生になると受験が本格化し、通院する時間も惜しくなります。受験を控えている場合は、治療開始時期や通院間隔について医師と相談しておくことが大切です。

多くの矯正歯科では、受験期間中は通院間隔を空けるなどの配慮をしてくれます。初回のカウンセリング時に受験の予定を伝え、どのような対応が可能か確認しておきましょう。

また、受験直前に新しい装置に変更するのは避けたほうが無難です。装置の調整後は一時的に痛みが出ることもあるため、重要な試験の直前は避けるよう計画を立てましょう。

見た目への配慮

高校生は見た目を気にする年頃です。矯正装置の見た目が気になる場合は、目立ちにくい矯正方法を選ぶことも検討しましょう。

目立ちにくい矯正方法としては、以下のようなものがあります。

  • 裏側矯正:歯の裏側に装置をつけるため、外からはほとんど見えません
  • マウスピース矯正:透明なマウスピースを使用するため、装着していてもほとんど目立ちません
  • セラミックブラケット:歯の色に近い素材を使用するため、金属製のものよりも目立ちにくいです

ただし、これらの方法は従来のワイヤー矯正よりも費用が高くなる傾向があります。費用と見た目のバランスを考えて選択することが大切です。

高校生におすすめの矯正方法と特徴

高校生におすすめの矯正方法にはいくつかの選択肢があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。

ここでは、高校生に適した主な矯正方法とその特徴をご紹介します。

ワイヤー矯正(表側矯正)

最も一般的な矯正方法で、歯の表側にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、ワイヤーを通して歯を動かします。

メリット:

  • ほとんどの歯並びの問題に対応できる
  • 治療効果が高く、複雑な症例にも対応可能
  • 他の矯正方法と比べて費用が抑えられる

デメリット:

  • 装置が目立つ
  • 歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病のリスクが高まる
  • 装置による痛みや違和感が出やすい

部活動や学校生活に支障がなく、費用を抑えたい方におすすめです。

裏側矯正

歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを取り付ける矯正方法です。

メリット:

  • 外からは装置がほとんど見えない
  • ワイヤー矯正と同様に高い治療効果が期待できる

デメリット:

  • 費用が高い(表側矯正の1.5〜2倍程度)
  • 舌に当たるため、発音しにくくなることがある
  • 歯磨きがさらに難しくなる

見た目を重視する方や人前に出る機会が多い方におすすめです。

マウスピース矯正

透明なマウスピースを使って歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。インビザラインなどの商品があります。

メリット:

  • 透明なので目立たない
  • 取り外しができるので食事や歯磨きがしやすい
  • 装置による痛みや違和感が少ない

デメリット:

  • 複雑な症例には不向きな場合がある
  • 自己管理が必要(1日20時間以上の装着が推奨される)
  • 費用が高めになる傾向がある

見た目を重視する方や部活動(特に接触の多いスポーツ)をしている方におすすめです。

部分矯正

前歯など気になる部分だけを矯正する方法です。

メリット:

  • 治療期間が短い(半年〜1年程度)
  • 費用が抑えられる
  • 見た目の改善を重視した治療が可能

デメリット:

  • 噛み合わせなど機能面の改善は限定的
  • すべての症例に適用できるわけではない

軽度の歯並びの乱れを改善したい方や、費用や期間を抑えたい方におすすめです。

矯正方法の選択は、歯並びの状態や生活スタイル、予算などによって異なります。初回のカウンセリングで医師と相談し、自分に最適な方法を選びましょう。

高校生の矯正治療Q&A

高校生の矯正治療に関してよくある質問とその回答をまとめました。矯正治療を検討する際の参考にしてください。

Q1: 矯正治療の期間はどのくらいですか?

矯正治療の期間は症例によって異なりますが、一般的には1年半〜3年程度かかります。軽度の歯並びの乱れであれば1年程度で終わることもありますが、重度の場合は3年以上かかることもあります。

また、治療後には「保定期間」と呼ばれる、歯の位置を安定させるための期間が必要です。保定期間は通常1〜2年程度ですが、リテーナー(保定装置)の装着は一生続けることが推奨されています。

Q2: 矯正治療は痛みますか?

矯正装置を装着した直後や調整後には、歯に圧力がかかるため痛みを感じることがあります。しかし、この痛みは通常2〜3日程度で和らぎ、1週間程度で慣れてくることが多いです。

痛みの程度には個人差がありますが、市販の鎮痛剤で対応できる程度のものです。また、最近の矯正技術は進化しており、以前よりも痛みが少なくなっています。

Q3: 矯正中の食事制限はありますか?

ワイヤー矯正の場合、硬いもの(せんべい、ナッツ類など)や粘着性の高いもの(キャラメル、餅など)は装置が壊れる原因になるため、避けた方が良いでしょう。

一方、マウスピース矯正の場合は食事の際に装置を外すため、食事制限はほとんどありません。ただし、装置を外している時間は最小限にする必要があります。

Q4: 矯正中でも部活動はできますか?

基本的には部活動を続けることができます。ただし、接触の多いスポーツ(格闘技、ラグビー、バスケットボールなど)をしている場合は、マウスガードの使用が推奨されます。

管楽器を演奏する場合は、一時的に演奏に影響が出ることがありますが、多くの場合は数週間で慣れてきます。どうしても演奏に支障がある場合は、医師に相談してみましょう。

Q5: 高校生で矯正を始めるメリットは何ですか?

高校生で矯正を始めるメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 永久歯が生え揃い、顎の成長も落ち着いてくるため、治療計画が立てやすい
  • 新陳代謝が活発で歯が動きやすく、大人よりも治療期間が短くなる傾向がある
  • 早めに歯並びを整えることで、将来の歯周病リスクを減らせる
  • 見た目の改善による自己肯定感の向上
  • 大学進学や就職活動前に治療を終えられる可能性がある

高校生のうちに矯正治療を始めれば、大学生活や社会人生活をきれいな歯並びで迎えることができます。

まとめ:高校生の矯正歯科選びで大切なこと

高校生の矯正歯科選びでは、以下の7つのポイントを重視することが大切です。

  • 日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているか:専門的な知識と技術を持った医師による治療を受けることが重要です。
  • 複数の矯正装置を取り扱っているか:自分の症状や生活スタイルに合った装置を選べることが大切です。
  • 治療計画が明確で説明が丁寧か:長期間の治療を安心して受けるためには、明確な治療計画と丁寧な説明が必要です。
  • 費用設定が明確か:治療費の総額や分割払いの有無、追加費用の発生条件などを事前に確認しておきましょう。
  • 通院のしやすさと予約の取りやすさ:学業や部活動と両立しやすい医院を選ぶことが大切です。
  • コミュニケーションが取りやすいか:長期間の治療では、医師とのコミュニケーションが重要です。
  • 矯正中のトラブルに対応してくれるか:装置のトラブルなどに迅速に対応してくれる医院を選びましょう。

また、高校生活と矯正治療を両立させるためには、学業、部活動、受験などとのスケジュール調整が重要です。初回のカウンセリング時に、これらの点について医師に相談してみましょう。

矯正治療は長期間にわたる治療ですが、その結果得られる美しい歯並びと健康的な口内環境は一生の財産となります。この記事を参考に、ぜひ自分に合った矯正歯科を見つけてください。

矯正治療についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひBelle歯科・矯正歯科にご相談ください。日本矯正歯科学会認定医が在籍し、高校生の矯正治療についても豊富な実績があります。初回カウンセリングでは、あなたの歯並びの状態や生活スタイルに合わせた最適な治療プランをご提案いたします。

詳細はBelle歯科・矯正歯科の公式サイトをご覧ください。美しい歯並びで自信ある笑顔を手に入れるお手伝いをいたします。

著者情報

Belle歯科・矯正歯科 院長 竹内優斗

[経歴]

日本矯正歯科学会 認定医

近畿東海矯正歯科学会

インビザライン プラチナプロバイダー

兵庫県歯科医師会

神戸市歯科医師会

神戸市西区歯科医師会

お電話でのご予約・お問い合わせ078-996-9990

24時間Web予約受付中

instagram

お問い合わせ