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マウスピース矯正中の食事で知っておくべき7つの注意点blog

2025.11.19

マウスピース矯正と食事の関係性

マウスピース矯正は、透明で取り外し可能な装置を使って歯並びを整える方法として人気を集めています。従来のワイヤー矯正と比べて目立ちにくく、日常生活への影響が少ないというメリットがあります。

しかし、マウスピース矯正中の食事については、いくつか知っておくべき重要なポイントがあります。適切な対応をしないと、治療効果が十分に得られなかったり、マウスピースが破損したりする可能性があるのです。

マウスピース矯正を始めたばかりの方の中には「食事制限があるのかな」「会社の同僚とランチに行けなくなるのかな」と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、マウスピース矯正中は基本的に食事制限がありません。ただし、いくつかの注意点を守ることが大切です。この記事では、マウスピース矯正中の食事における7つの重要な注意点について詳しく解説していきます。

注意点1:食事の際はマウスピースを必ず外す

マウスピース矯正の最も基本的なルールは、食事の際には必ずマウスピースを外すということです。これは絶対に守るべき鉄則です。

マウスピースを装着したまま食事をすると、以下のような問題が生じる可能性があります。まず、マウスピースが破損してしまうリスクがあります。マウスピースは非常に薄く、熱に影響を受けやすい素材でできています。食事により大きな力がかかったり熱が加わることで、割れたり変形したりする可能性があるのです。

また、マウスピースに色がついてしまうリスクもあります。ソースや醤油、カレーなどの色のついた食品をマウスピースを装着したまま摂取すると、透明なマウスピースに色移りしてしまいます。せっかく目立たない矯正方法を選んだのに、色がついてしまっては本末転倒です。

さらに重要なのが、虫歯や歯周病のリスクです。マウスピースを装着したままの食事では、マウスピースの中に食べかすが溜まり、お口の中が不潔な状態になります。これにより歯垢の増加や細菌の繁殖を促進し、虫歯や歯周病になりやすくなってしまうのです。

虫歯や歯周病が進行すると、矯正治療を中断しなければならなくなる可能性もあります。そうならないためにも、食事中はマウスピースを取り外し、マウスピースを清潔な状態に保つ必要があるのです。

注意点2:食後は必ず歯磨きをしてからマウスピースを装着する

マウスピース矯正中は、食事の直後に必ず歯磨きをするようにしましょう。食べかすが歯と歯の間に残ったまま、マウスピースを装着すると虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。

通常、マウスピースを装着していない状態であれば、食べかすは飲み物を飲んだときや口をゆすいだ時に除去されることがあります。しかし歯磨きをせずにマウスピースを装着することは、「フタをする」ことになるので、水や唾液に食べかすが触れず、流されていくことはありません。

歯磨きができない状況では、少なくとも水でしっかりとうがいをしてから装着するようにしましょう。外出先で歯磨きができない場合は、携帯用の歯間ブラシやデンタルフロスを持ち歩くのも良い方法です。

食後の歯磨きは、マウスピース矯正を成功させるための重要な習慣です。これにより、マウスピース内部の清潔さを保ち、虫歯や歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。

どうしても歯磨きができない状況では、少なくとも水でしっかりとうがいをしてから装着するようにしましょう。

注意点3:マウスピースの装着時間を守る

マウスピース矯正の成功には、1日20時間以上の装着が必須です。これは単なる目安ではなく、治療計画通りに歯を動かすための絶対条件なのです。

「食事のたびにマウスピースを外して歯磨きをするのは面倒だから、少し長めに外しておこう」と考えてしまうかもしれません。しかし、装着時間が不足すると、計画通りに歯が動かず、次のマウスピースが合わなくなる可能性があります。

朝・昼・晩の3食、さらに間食と、それぞれゆっくり1時間ずつ食事の時間をとっても20時間は確保できますので、「意外と余裕で20時間以上着けられた」という方がほとんどです。

装着時間を確保するためには、だらだらと食事や間食をする習慣を見直すことも大切です。食事は時間を決めて集中して摂り、食べ終わったらすぐに歯磨きをしてマウスピースを装着する習慣をつけましょう。

注意点4:マウスピースを外したら専用ケースに保管する

食事のためにマウスピースを外したら、必ず専用のケースに入れて保管しましょう。ティッシュやナプキンに包んでテーブルに置いておくと、誤って捨ててしまうリスクがあります。

マウスピースは透明で目立たないため、うっかり見落としてしまうことがあります。実際に、ナプキンと一緒に捨ててしまい、ゴミ箱をあさることになった…という悲劇は珍しくありません。

外食時や人前でのマウスピース取り外しに抵抗がある場合は、トイレなどの人目につかない場所で行うとよいでしょう。

専用ケースは常に清潔に保ち、定期的に洗浄することも大切です。ケースが不衛生だと、せっかく清潔にしたマウスピースが汚染されてしまいます。

外出先でも安心して食事ができるよう、予備のケースを持ち歩くことをおすすめします。小さな習慣ですが、マウスピース矯正を快適に続けるためには重要なポイントです。

注意点5:マウスピース矯正中に避けるべき食べ物

マウスピース矯正中は基本的に食事制限がありませんが、歯への負担を考慮すると避けた方が良い食べ物があります。特に注意すべきなのは、硬い食べ物と粘着性の高い食べ物です。

硬い食べ物(おせんべい、ナッツ類、固いパン、氷など)を食べると、歯の根っこのあたりにズキズキとした痛みを感じることがあります。これは歯が動いている証拠でもありますが、強い痛みがある場合は避けた方が無難です。

また、粘着性の高い食べ物(キャラメル、グミ、餅など)は歯に張り付きやすく、歯磨きだけでは完全に除去できないことがあります。マウスピースを装着する前に完全に除去できないと、虫歯のリスクが高まります。

さらに、糖分の多い食べ物や飲み物も控えめにした方が良いでしょう。マウスピース矯正中は通常よりも虫歯のリスクが高まるため、砂糖入りの飲み物や甘いお菓子の頻繁な摂取は避けることをおすすめします。

注意点6:マウスピース装着中の飲み物に注意する

マウスピース矯正中の飲み物については、基本的にはマウスピースを外して飲むことが推奨されています。ただし、常温の水に限っては、マウスピースを装着したまま飲んでも問題ありません。

しかし、以下の飲み物はマウスピースを装着したまま飲むことは避けるべきです。まず、着色性のある飲み物(コーヒー、紅茶、赤ワイン、ジュースなど)はマウスピースに色がつく原因になります。

また、糖分を含む飲み物(ジュース、スポーツドリンク、甘い炭酸飲料など)もマウスピースを装着したまま飲むと危険です。マウスピースと歯の間に糖分が入り込み、虫歯のリスクが高まります。

さらに、熱い飲み物(熱いお茶やコーヒーなど)はマウスピースを変形させる可能性があるため、必ず外して飲むようにしましょう。酸性の強い飲み物(炭酸飲料、柑橘系ジュースなど)も歯のエナメル質を弱める可能性があるため注意が必要です。

注意点7:外食時の対応を事前に考えておく

マウスピース矯正中の外食は、事前に対応を考えておくことで快適に過ごせます。まず、外食先でのマウスピースの取り外しに抵抗がある場合は、トイレなどの人目につかない場所で行うとよいでしょう。

専用ケースは必ず持参し、ナプキンやティッシュに包んでテーブルに置くことは避けましょう。うっかり捨ててしまうリスクがあります。

外食後に歯磨きができない場合は、水でしっかりとうがいをするだけでも効果的です。携帯用の歯間ブラシやデンタルフロス、マウスウォッシュなどを持ち歩くと安心です。

飲み会など長時間の外食が予定されている場合は、その日の装着時間計画を事前に立てておくとよいでしょう。例えば、飲み会の前にいつもより長めにマウスピースを装着しておくなどの工夫ができます。

マウスピース矯正は自己管理が重要ですが、だからこそ自分のライフスタイルに合わせた工夫ができるという利点もあります。

外食や飲み会を楽しみながらも、矯正治療を適切に進められるよう、自分なりのルーティンを確立していきましょう。

まとめ:マウスピース矯正中の食事を楽しむために

マウスピース矯正中の食事に関する7つの注意点を紹介してきました。マウスピース矯正の大きなメリットは、食事の際に装置を外せることで、ワイヤー矯正に比べて食事の制限が少ないことです。

しかし、マウスピースを外す、食後に歯磨きをする、適切な装着時間を守るなど、いくつかの重要なルールがあります。これらのルールを守ることで、矯正治療を効果的に進めながら、食事も楽しむことができるのです。

マウスピース矯正は自己管理が重要な治療法です。最初は慣れないかもしれませんが、少しずつ習慣化していくことで、日常生活に無理なく取り入れられるようになります。

矯正治療中の不安や疑問があれば、遠慮なく歯科医師に相談してください。Belle歯科・矯正歯科では、患者様の生活スタイルに合わせた最適な矯正治療を提案しています。美しい歯並びを手に入れるための第一歩として、ぜひ一度ご相談ください。

詳しい情報や無料相談については、Belle歯科・矯正歯科のウェブサイトをご覧ください。

著者情報

Belle歯科・矯正歯科 院長 竹内優斗

[経歴]

日本矯正歯科学会 認定医

近畿東海矯正歯科学会

インビザライン プラチナプロバイダー

兵庫県歯科医師会

神戸市歯科医師会

神戸市西区歯科医師会

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