神戸市で部分矯正が注目される理由
近年、神戸市では部分矯正を希望される患者様が急増しています。
全体矯正と比較して治療期間が短く、費用も抑えられることから、結婚式や就職活動など大切なイベントを控えた方々に選ばれているのです。部分矯正とは、歯並び全体ではなく前歯4~6本程度の限られた範囲のみを矯正する治療法で、見た目の改善を主な目的としています。現在の噛み合わせを大きく変えることなく、気になる部分だけを治療できるという点が大きな魅力となっています。
神戸市西区の西神南にあるBelle歯科・矯正歯科では、日本矯正歯科学会認定医として専門的な知識と経験を活かし、患者様一人ひとりに最適な部分矯正プランをご提案しています。西神中央、伊川谷、学園都市を含む広範囲のエリアから多くの患者様が来院されており、10年後、20年後を見据えた総合的な治療を心がけています。
部分矯正で治療できる歯並びの種類
部分矯正は万能ではありません。
適応できる症例とできない症例があるため、専門医による正確な診断が必要です。ここでは、部分矯正で治療可能な代表的な歯並びの問題をご紹介します。
軽度の叢生(そうせい)
叢生とは、歯がガタガタに並んでいる状態のことです。軽度の叢生であれば、部分矯正での治療が可能となります。特に前歯のわずかなズレや傾きなどは、部分矯正の得意とする領域です。ただし、歯のズレが大きい場合や、奥歯まで含めた重度の叢生の場合は、全体矯正が必要になることがあります。
どの程度の叢生なら部分矯正で対応できるかは、専門医の診断が必要です。
すきっ歯(正中離開)
前歯の間に隙間がある状態は「すきっ歯」や「正中離開」と呼ばれます。この症状は部分矯正の適応症例として代表的なものです。前歯の隙間を閉じることで、見た目の印象が大きく改善します。すきっ歯は、見た目の問題だけでなく、食べ物が歯の間に挟まりやすくなるなどの機能的な問題も引き起こすことがあります。
部分矯正で隙間を閉じることで、こうした問題も解決できます。
矯正後の後戻り
過去に矯正治療を受けたものの、リテーナー(保定装置)の使用を怠ったなどの理由で歯並びが元に戻ってしまった「後戻り」のケースも、部分矯正の対象となります。後戻りの程度が軽い場合は、再度全体矯正を行う必要はなく、部分矯正で対応できることが多いです。特に前歯部分の軽度な後戻りであれば、短期間での改善が期待できます。

部分矯正で治療できない歯並びの問題
部分矯正には限界があります。
以下のような症例は、部分矯正では対応が難しく、全体矯正が必要になることがほとんどです。
出っ歯(上顎前突)
上の前歯が前に出ている「出っ歯」は、単に前歯の位置だけの問題ではなく、上下の顎の関係性も関わっています。そのため、部分矯正だけでは根本的な改善が難しく、全体矯正が必要になることが多いです。出っ歯の場合、前歯だけでなく奥歯の噛み合わせも調整する必要があるため、全体的なアプローチが求められます。
受け口(下顎前突)
下の前歯が上の前歯よりも前に出ている「受け口」も、顎の骨格的な問題が関わっているケースが多いです。部分矯正では対応できず、全体矯正や場合によっては外科的な処置が必要になることもあります。受け口は見た目だけでなく、咀嚼機能や発音にも影響を与える可能性があるため、専門的な治療が必要です。
開咬(かいこう)
前歯が噛み合わず、奥歯だけで噛んでいる状態を「開咬」といいます。
この症状も部分矯正では対応が難しく、全体矯正が必要になります。開咬は咀嚼や発音に大きく影響するため、機能面からも適切な治療が求められます。開咬の原因は様々ですが、顎の成長の問題や、幼少期の指しゃぶりなどの習癖が関わっていることもあります。
神戸市で受けられる部分矯正の種類と特徴
神戸市では、様々な種類の部分矯正治療を受けることができます。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った治療法を選びましょう。
ワイヤー矯正(表側矯正)
最も一般的な矯正方法です。歯の表側にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、ワイヤーを通して歯を動かします。部分矯正の場合は、前歯数本のみにブラケットを装着します。費用が比較的抑えられる点がメリットですが、装置が目立つというデメリットがあります。ただし、最近では白いブラケットや透明なブラケットも選べるようになり、見た目の問題は改善されつつあります。
神戸市西区のBelle歯科・矯正歯科では、患者様の症状や生活スタイルに合わせた最適なワイヤー矯正を提案しています。
マウスピース矯正(インビザライン)
透明なマウスピース型の矯正装置を使用する方法です。1997年にアメリカで開発され、日本では2005年から導入されるようになったマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置です。従来のワイヤー矯正装置に比べて目立ちにくく、痛みや違和感も感じにくい傾向があります。Belle歯科・矯正歯科では、インビザライン プラチナプロバイダーとして豊富な経験を持ち、部分矯正にも対応しています。
取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際のストレスが少ないという特徴があります。
裏側矯正(舌側矯正)
歯の裏側にブラケットを装着する矯正方法です。外からは装置が見えないため、見た目を気にする方に人気があります。部分矯正でも採用可能で、前歯の矯正を目立たずに行いたい方に適しています。ただし、費用は表側矯正よりも高くなる傾向があります。
部分矯正の費用と治療期間
部分矯正の大きな魅力は、費用と期間の両面で負担が軽減されることです。
治療費用の目安
神戸市における部分矯正の費用は、治療方法や歯科医院によって異なりますが、一般的に10万円台から始められる治療法もあります。全体矯正と比べると、動かす歯の本数が少なく治療期間が短いことなどから、費用が抑えられます。ワイヤー矯正による部分矯正の場合、検査・診断料を含めて30万円台から対応している医院もあります。マウスピース矯正の場合は、35万円から70万円程度が相場となっています。
Belle歯科・矯正歯科では、患者様の症状や治療目標に応じて、最適な治療プランと費用をご提案しています。
治療期間の目安
部分矯正の治療期間は、症例により異なりますが、おおよそ3カ月から1年で矯正装置を取り外すことができます。前歯は奥歯よりも歯の根っこの数が少なく、動かしやすいため、全体矯正と比べて治療期間が短くなります。治療期間が短いことは、装置を早く外せるため、半年後や1年後の結婚式など、近い将来の大切な日を見据えて治療を開始しやすくなるというメリットがあります。
矯正装置を取り外した後も、矯正治療に要した期間とほぼ同じ期間、保定装置を使用し、歯の根を安定させる必要があります。

部分矯正のメリットとデメリット
部分矯正を選択する前に、メリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
部分矯正のメリット
部分矯正には多くのメリットがあります。まず、気になる部分だけを歯を整えられるという点です。歯並びの気になるところだけを改善することが可能で、全体矯正と比べると気軽に受けることができます。治療期間が短いことも大きなメリットで、3カ月から1年程度で治療を終えられます。装置が早く外せるため、近い将来の大切なイベントに向けて治療を開始しやすくなります。
費用面でも、全体矯正と比べて低価格での提供が可能です。
動かす歯が少なく、移動の距離も短いため、痛みが部分的であり、その程度も抑えられます。また、装置を取り付ける歯が少ないため、全体矯正のように歯磨きが難しかったり、食べ物が詰まったりということはほとんどありません。マウスピース矯正による部分矯正においては、歯磨きと食事のときはアライナーを外していただきますので、ストレスなくご使用いただけます。
部分矯正のデメリット
一方で、部分矯正にはデメリットもあります。適応となる症例が限られるという点です。部分矯正の適応は、基本的に前歯だけです。また、前歯であったとしても、大きく飛び出している場合などには、適応外となることがあります。受け口などの骨格に問題があるケース、奥歯の咬み合わせのズレが大きいケースなどの場合は、全体矯正、あるいは外科的矯正治療が必要になることがあります。
スペースが不足している場合など、後戻りを避けるため、エナメル質を薄く削ってから歯を動かすことがあります。
もちろん、知覚過敏などの症状が出ないよう、細心の注意を払って行います。また、動かすのは前歯に限られますので、奥歯の咬み合わせを改善する効果は期待できません。全体矯正の場合は、すべての歯を1本1本理想の位置・向きへと動かしますが、部分矯正は前歯だけを動かすため、より完璧に近い歯並びをご希望する方には、全体矯正をおすすめします。
医療費控除の活用で負担を軽減
矯正治療が医療費控除の対象になるかどうかは、治療の目的によって異なります。
単に見た目を良くするための矯正は対象外ですが、医学的に必要と認められる矯正治療は医療費控除の対象となります。医学的に必要な矯正治療とは、上顎前突(出っ歯)で咬み合わせに問題がある場合、下顎前突(受け口)で咬み合わせに問題がある場合、開咬(前歯が咬み合わず、奥歯に負担がかかる状態)、噛み合わせが原因で咀嚼に問題がある場合、噛み合わせが原因で発音に支障がある場合などが該当します。
特に子どもの矯正治療は、将来的な健康問題を予防するために行われることが多いため、医療費控除の対象になりやすいと言えます。
大人の矯正治療の場合も、単に見た目を良くするためではなく、機能的な問題を解決するための治療であれば、医療費控除の対象となる可能性が高いです。矯正治療が医療費控除の対象になるかどうか迷った場合は、担当の歯科医師に相談するか、税務署に問い合わせることをおすすめします。神戸市にお住まいの方が確定申告に関して質問がある場合は、お住まいの区を担当する税務署に問い合わせるのが良いでしょう。
まとめ:神戸市で部分矯正を始めるなら
神戸市で部分矯正が人気を集めている理由は、短期間で費用を抑えながら、気になる前歯の歯並びを改善できるからです。
部分矯正は、軽度の叢生、すきっ歯、矯正後の後戻りなどに適応となりますが、出っ歯、受け口、開咬などの症例では全体矯正が必要になります。治療方法には、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、裏側矯正などがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。費用は10万円台から始められる治療法もあり、治療期間は3カ月から1年程度が目安となります。
医学的に必要と認められる矯正治療は医療費控除の対象となる可能性があるため、経済的な負担を軽減することもできます。
神戸市西区の西神南にあるBelle歯科・矯正歯科では、日本矯正歯科学会認定医として専門的な知識と経験を活かし、患者様一人ひとりに最適な部分矯正プランをご提案しています。最前線の現場で身につけた矯正治療の知見と、お口全体を診る1口腔単位の歯科治療を組み合わせることで、患者様のお口の健康、ひいては生活の質の維持・向上を目指しております。西神中央、伊川谷、学園都市を含む広範囲のエリアから患者様が来院されており、10年後、20年後を見据えた未来志向の総合治療を提供しています。
部分矯正に関するご相談や詳しい治療内容については、ぜひお気軽にお問い合わせください。患者様との「お話の時間」を大切にし、治療に対する理解を促進しながら、皆様が自信を持って笑える健康で美しい口元の実現を全力でサポートいたします。
詳細はこちら:Belle歯科・矯正歯科

著者情報
Belle歯科・矯正歯科 院長 竹内優斗
[経歴]
日本矯正歯科学会 認定医
近畿東海矯正歯科学会
インビザライン プラチナプロバイダー
兵庫県歯科医師会
神戸市歯科医師会
神戸市西区歯科医師会

