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神戸市で小児矯正を始めるベストタイミングは?年齢別の治療法と効果を徹底解説blog

2025.11.22

小児矯正を始める最適な時期とは

お子さんの歯並びや噛み合わせが気になり始めたとき、「いつから矯正を始めるべきか」という疑問を抱く保護者の方は少なくありません。

小児矯正には「第Ⅰ期治療」と「第Ⅱ期治療」という2つの段階があり、それぞれに適した開始時期と治療目的があります。第Ⅰ期治療は、乳歯と永久歯が混在する6歳から12歳頃に行われ、顎の成長をコントロールしながら永久歯が正しく生えるスペースを確保することを目的としています。一方、第Ⅱ期治療は永久歯が生え揃った12歳以降に行われ、歯並びを細かく整える仕上げの段階です。

神戸市西区のBelle歯科・矯正歯科では、日本矯正歯科学会認定医としての専門知識と経験を活かし、お子さん一人ひとりの成長段階に合わせた最適な治療計画をご提案しています。西神南、西神中央、伊川谷、学園都市を含む広範囲のエリアから、多くの保護者の方が治療相談にお越しになっています。

 

年齢別に見る小児矯正の治療法

3歳から6歳:予防矯正の時期

この時期は「予防矯正」と呼ばれる段階で、本格的な矯正治療ではなく、将来の歯並びの問題を未然に防ぐための準備期間です。

口呼吸や舌の位置の癖、飲み込み方の問題など、歯並びに悪影響を与える習慣を改善することが主な目的となります。取り外し可能な柔らかいマウスピース型の装置を使用し、口の周りの筋肉と舌を鍛える「口腔筋機能療法(MFT)」を行います。この時期に正しい呼吸や舌の位置、嚥下(飲み込み方)を身につけることで、永久歯に生え変わったときに綺麗な歯列へと導くことができます。

予防矯正で使用するマウスピースは、プレオルソに代表される口腔周囲筋を鍛えるための装置で、日中1〜2時間以上と就寝時に装着します。治療期間は半年から1年程度で、通院は2〜4週間に1回のペースです。

6歳から12歳:第Ⅰ期治療の黄金期

永久歯の前歯と奥歯が生え始めるこの時期は、小児矯正において最も重要な「第Ⅰ期治療」の適齢期です!

顎の骨が成長段階にあるため、骨格的なアプローチが可能で、顎の拡大や成長のコントロールを行いやすい時期となります。床矯正装置や拡大装置を使用して上下の顎のバランスを整え、永久歯がきれいに生え揃うためのスペースを確保します。この時期に治療を開始することで、将来的に抜歯を避けられる可能性が高まり、第Ⅱ期治療の期間や費用を最小限に抑えることができます。

床矯正装置は取り外し可能なプレート型の装置で、拡大ネジを使って顎を徐々に広げていきます。一般的な治療期間は1〜3年程度で、通院は1〜3ヵ月に1回のペースです。装着時間は1日14〜20時間が目安となり、食事や歯磨きの際には取り外すことができるため、衛生面でのメリットが大きいとされています。

12歳以降:第Ⅱ期治療で仕上げる

永久歯が生え揃った12歳以降は「第Ⅱ期治療」の段階に入ります。この時期には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正を使用して、歯並びを細かく整えていきます。

第Ⅰ期治療から継続している場合は、すでに顎のバランスが整っているため、治療期間が短縮されることが多く、抜歯の必要性も低くなります。一方、この時期から矯正を始める場合は、骨格の成長がほぼ止まっているため、床矯正の効果が限定的になり、ワイヤー矯正やマウスピース矯正が主な選択肢となります。治療期間は2年前後で、通院は1ヵ月に1回のペースが一般的です。

 

小児矯正の治療法と特徴

床矯正装置(拡大床)

床矯正装置は、小児矯正で最も一般的に使用される取り外し可能な装置です。レジン(樹脂)でできたプレートに金属製のワイヤーや拡大ネジが取り付けられた構造になっており、上顎や下顎に装着して使用します。

拡大ネジを定期的に調整することで、顎の骨自体を徐々に拡大し、歯が正しい位置に並ぶスペースを作ります。取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に衛生的に管理でき、虫歯や歯周病のリスクを減らすことにもつながります。ただし、装着忘れのリスクや発音への影響があるため、お子さんの協力と保護者のサポートが不可欠です。

機能的矯正装置

機能的矯正装置には、アクチバトール、バイオネーター、フレンケル装置、ビムラー装置などがあり、舌や頬、唇の筋肉の働きを利用しながら矯正効果を高めることが特徴です。

これらの装置は、筋機能矯正の要素を持ち、顎の成長を促進したり、噛み合わせの高さを調整したりする目的で使用されます。特に受け口や出っ歯などの骨格的な問題に対して効果的で、成長期の柔軟な骨に作用することで、抜歯を避けて歯列を整えられる可能性が高まります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン等)

近年、子どもの矯正治療でも注目を集めているのが、透明で取り外し可能なマウスピース型矯正装置です。インビザラインに代表されるこの装置は、見た目が自然で目立ちにくく、取り外して歯磨きや食事ができるため、お子さんにも受け入れやすいという特徴があります。

金属アレルギーの心配が少なく、従来のワイヤー矯正装置に比べて痛みや違和感も感じにくい傾向があります。ただし、継続的な装着(1日20時間以上)が必要で、装着の習慣が身につかないと効果が得られにくいという側面もあります。費用は一般的に30万円〜60万円程度が目安とされ、軽度な部分矯正であれば30万円前後から始められるケースもあります。

 

小児矯正の効果とメリット

抜歯を避けられる可能性が高まる

成長期に顎を拡大することで、永久歯が生えるスペースを確保できます。これにより、将来的に歯を抜かずに矯正治療を完了できる可能性が高まります。

治療期間と費用の軽減

第Ⅰ期治療で顎のバランスを整えておくことで、第Ⅱ期治療の期間を短縮でき、トータルの治療費用を抑えることができます。早期に治療を始めることは、長期的に見て経済的なメリットも大きいのです。

顔貌の改善

顎の成長をコントロールすることで、顔のバランスが整い、横顔のラインが美しくなります。特に受け口や出っ歯などの骨格的な問題は、成長期に治療することで大きく改善できます。

口腔機能の正常化

正しい噛み合わせを獲得することで、咀嚼機能が向上し、消化吸収にも良い影響を与えます。また、口呼吸から鼻呼吸への改善により、いびきや睡眠の質の向上、集中力の改善なども期待できます。

虫歯や歯周病のリスク軽減

歯並びが整うことで、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが減少します。長期的な口腔健康の維持にもつながります。

 

小児矯正を始める際の注意点

お子さんの協力が不可欠

取り外し可能な装置を使用する場合、お子さん自身が装置を正しく装着し、指定された時間使用することが治療成功の鍵となります。装着忘れや使用時間の不足は、治療期間の延長や効果の低下につながります。

保護者のサポートが重要

特に低年齢のお子さんの場合、装置の管理や装着の確認、通院のスケジュール管理など、保護者のサポートが欠かせません。お子さんのモチベーションを維持し、励まし続けることが大切です。

定期的な通院が必要

矯正治療は長期にわたるため、定期的な通院が必要です。通院頻度は治療段階によって異なりますが、予防矯正では2〜4週間に1回、第Ⅰ期治療では1〜3ヵ月に1回、第Ⅱ期治療では1ヵ月に1回が一般的です。

個人差があることを理解する

顎の成長や歯の生え変わりには個人差が大きく、治療計画や期間も一人ひとり異なります。他のお子さんと比較せず、お子さんのペースで治療を進めることが大切です。

 

神戸市で小児矯正を始めるなら

神戸市西区の西神南に位置するBelle歯科・矯正歯科では、日本矯正歯科学会認定医としての専門知識と経験を活かし、お子さん一人ひとりの成長段階に合わせた最適な治療計画をご提案しています。

当院では、最前線の現場で身につけた矯正治療の知見と、お口全体を診る1口腔単位の歯科治療を組み合わせることで、患者さまのお口の健康、ひいては生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)の維持・向上を目指しています。西神中央、伊川谷、学園都市を含む広範囲のエリアから、多くの保護者の方が治療相談にお越しになっています。

小児矯正において最も大切なのは、適切な時期に適切な治療を開始することです。お子さんの歯並びや噛み合わせが気になったら、まずは専門医にご相談ください。早期の相談により、お子さんに最適な治療開始時期を見極めることができます。

当院は神戸市営地下鉄西神南駅を最寄駅とし、駐車場4台を完備しています。診療時間は月・火・水・金曜日が9:00〜12:30、14:00〜18:00、土曜日が9:30〜13:00、14:00〜17:00で、木曜・日曜・祝日は休診となっています。

 

まとめ

小児矯正を始めるベストタイミングは、お子さんの成長段階や歯並びの状態によって異なりますが、一般的には6歳から12歳の第Ⅰ期治療の時期が最も効果的です。この時期に顎の成長をコントロールし、永久歯が正しく生えるスペースを確保することで、将来的な抜歯を避け、治療期間や費用を抑えることができます。

予防矯正は3歳から6歳の時期に口腔機能を整え、第Ⅰ期治療は6歳から12歳の成長期に顎のバランスを整え、第Ⅱ期治療は12歳以降に歯並びを細かく仕上げるという段階的なアプローチが、お子さんの健やかな成長と美しい笑顔を実現します。

お子さんの歯並びや噛み合わせが気になったら、まずは専門医にご相談ください。早期の相談により、お子さんに最適な治療開始時期を見極めることができます。神戸市で小児矯正をお考えの方は、ぜひBelle歯科・矯正歯科にご相談ください。

詳しい治療内容や料金、ご予約については、Belle歯科・矯正歯科の公式サイトをご覧ください。お子さんの未来の笑顔のために、私たちが全力でサポートいたします。

著者情報

Belle歯科・矯正歯科 院長 竹内優斗

[経歴]

日本矯正歯科学会 認定医

近畿東海矯正歯科学会

インビザライン プラチナプロバイダー

兵庫県歯科医師会

神戸市歯科医師会

神戸市西区歯科医師会

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