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リテーナーのお手入れ完全ガイド|臭い・変色・カビを防ぐ毎日のケア方法blog

2026.01.27

リテーナーのお手入れが重要な理由

矯正治療が終わってホッとしたのも束の間、リテーナーの装着期間が始まります。

せっかく時間とお金をかけて整えた歯並びを守るために欠かせないリテーナーですが、実は「お手入れ」が想像以上に大切なのです。毎日長時間お口の中に入れるものだからこそ、清潔に保たなければ思わぬトラブルを招くことになります。

リテーナーを不衛生な状態で使い続けると、細菌やカビが繁殖し、口臭や虫歯、歯周病のリスクが高まってしまいます。さらに、リテーナー自体が変色したり劣化したりすることで、装着感が悪くなり矯正治療の効果にも影響を及ぼす可能性があるのです。

つまり、リテーナーのお手入れは「美しい歯並びを守る」ための最後の砦といえます。

リテーナーを清潔に保たないとどうなる?

口臭の原因になる

リテーナーに付着した汚れを放置すると、カビや細菌の増殖が促され口臭の原因になります。

また、リテーナーを装着している間は唾液の分泌が減少し、通常より口腔内の洗浄作用が低下します。これにより口臭が強まるリスクもあるのです。口臭は単なる不快感だけでなく、口腔内の環境悪化や病気を引き起こす可能性も考えられます。

着色と変色につながる

リテーナーの洗浄が不十分な場合、食べ物や飲み物の色素、着色成分がリテーナーの表面に付着しやすくなります。

これにより、着色や変色が発生し、リテーナーの透明性や美しさが損なわれてしまうのです。マウスピースの美しさと機能性を維持するためには、適切な洗浄が欠かせません。丁寧に洗浄し、食べ物や飲み物による汚れを取り除くことが重要です。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

基本的にリテーナーは長時間装着しているため、リテーナーが汚れているということは、歯自体にも汚れが付着しやすくなります。

このような状態が続けば、虫歯や歯周病を引き起こし、矯正治療の期間も延びる場合があります。リテーナーの洗浄はもちろん、歯の清掃も重要です。特に矯正中は唾液の分泌が減少しやすいため、通常よりも念入りな手入れが必要です。

リテーナーが劣化しやすい

洗浄不足や不適切な洗浄方法は、リテーナーの劣化を早める原因です。

汚れや細菌の蓄積は、リテーナーの材質を変質させます。劣化を防ぐためにも、正しい手入れは欠かせません。また、汚れが積み重なると、リテーナーの表面が覆われ、歯列の移動に影響を与える恐れがあります。リテーナーの効果を低下させるだけでなく、口腔内の健康にも悪い影響を及ぼすため、定期的な洗浄と正しい手入れを心掛けましょう。

リテーナーの基本的なお手入れ方法

取り外したらすぐに洗う

リテーナーを外したら、乾燥する前にすぐにぬるま湯で洗いましょう。

乾くと汚れが固まって落ちにくくなります。食事の前に外すため、食後リテーナーを装着する前に洗うと清潔です。可能であれば、取り外すたびに水洗いするのが理想的ですが、外出先などで難しい場合は、最低限1日に1回は洗浄しましょう。

やわらかい歯ブラシで優しく磨く

専用のリテーナーブラシか、毛先の柔らかい歯ブラシを使って、歯磨き粉を使わずに優しくブラッシングします。

歯磨き粉は研磨剤が入っていて、リテーナーに細かい傷がついてしまうので避けてください。傷がつくと、そこに汚れや細菌が溜まりやすくなり、かえって不衛生になってしまいます。

中性のハンドソープを使ってもOK

必要に応じて、少量の中性洗剤(香料の強すぎないもの)で洗っても大丈夫です。

その場合は、しっかりすすいでくださいね。洗剤が残っていると口の中に入ってしまうため、念入りに水で流すことが大切です。

週に1〜2回のスペシャルケア

リテーナー用の洗浄剤を使う

市販のリテーナー用洗浄剤(入れ歯洗浄剤と共用のものもあります)を使って、週に1〜2回しっかり除菌しましょう。

ぬるま湯にタブレットを溶かし、指定時間(たいてい15〜30分程度)浸け置きするだけでOKです。つけ置きが面倒な方には30秒程のこすり洗いでケアできるフォームタイプもおすすめです。

洗浄剤を選ぶ際は、使用しているリテーナーの種類に合わせることが大切です。矯正用リテーナーやナイトガードなど、使用しているマウスピースの種類によって適した洗浄剤が異なります。特に金属ワイヤー付きのリテーナーを使用している場合は、「金属変色防止」や「矯正・医療用対応」と記載された製品を選びましょう。

洗浄剤の選び方のポイント

黄ばみや着色汚れには「漂白活性化剤」配合の洗浄剤、細菌対策には「99.9%除菌」などの高い除菌効果を持つ洗浄剤、食べ残しやタンパク質汚れには「酵素」配合の洗浄剤がおすすめです。

長期間リテーナーを使用する場合は、漂白効果と除菌効果の両方を備えた洗浄剤を選ぶと良いでしょう。

絶対にやってはいけないお手入れ方法

熱湯には浸けないで!

熱で変形することがあるので、40℃以上のお湯は使わないよう注意しましょう。

特にプラスチック製のリテーナーは要注意です。リテーナーやマウスピース矯正の素材は、熱に弱いプラスチックでできています。熱湯や高温水で洗浄すると、リテーナーが変形し、適切なフィット感を失う恐れがあります。変形した装置は矯正効果が落ち、治療計画に悪影響を及ぼします。

煮沸消毒は避ける

煮沸消毒は避けてください。

高温でリテーナーを洗うと、変形して歯に合わなくなる事例が報告されています。変形したリテーナーは、装着感が悪化し、計画通りの歯列矯正が進まなくなります。最悪の場合、新しいリテーナーを再作成する必要が生じ、時間やコスト面での負担が増します。

アルコール消毒は避ける

アルコール消毒液の使用も避けてください。

これらは素材を傷めたり、変色・変質の原因となるため避けてください。専用の洗浄剤や超音波洗浄機を併用すると、汚れや細菌の除去に効果的です。

研磨剤入りの歯磨き粉は使用しない

研磨剤入りの歯磨き粉は使用しないでください。

リテーナーに細かい傷がついてしまい、そこに汚れや細菌が溜まりやすくなります。柔らかいタイプの歯ブラシを使用し、優しく洗うことが大切です。

リテーナーの保管方法と注意点

使用していないときはケースに入れて保管

使用していないときは、ケースに入れて保管し、乾燥させすぎないようにしてください。

密閉せずに通気性のある場所がベストです。湿った状態が続くと、カビやバイオフィルム(ぬるぬる汚れ)の温床となり、口臭や虫歯、さらには歯周病のリスクを高めてしまうことが専門家の研究でも明らかです。

ペットが誤ってかじらないように

ペットが誤ってかじってしまうこともあるので、手の届かない場所に保管を。

ティッシュなどに包んで保管すると間違えてゴミに捨ててしまう可能性もあるので、注意してください。

変色・ひび割れ・ニオイが取れない場合は相談を

変色・ひび割れ・ニオイが取れないなど異常がある場合は、歯科医院にご相談ください。

リテーナーもお口の一部と考えて、毎日丁寧にケアしてあげましょう。清潔な状態を保つことで、お口の健康も守られますし、矯正治療の成果も長持ちします。

まとめ|毎日のケアで美しい歯並びを守りましょう

リテーナーのお手入れは、せっかく手に入れた美しい歯並びを守るための大切な習慣です。

毎日の基本的なお手入れとして、取り外したらすぐにぬるま湯で洗い、やわらかい歯ブラシで優しく磨くことを心がけましょう。週に1〜2回は専用の洗浄剤を使ってしっかり除菌することも忘れずに。

一方で、熱湯や煮沸消毒、アルコール消毒、研磨剤入りの歯磨き粉の使用は絶対に避けてください。これらはリテーナーを変形させたり劣化させたりする原因となります。

リテーナーを清潔に保つことで、口臭や虫歯、歯周病のリスクを減らし、矯正治療の効果を長く維持することができます。毎日のちょっとした手間が、10年後、20年後の笑顔を守ることにつながるのです。

リテーナーのお手入れや矯正治療についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。Belle歯科・矯正歯科では、患者様一人ひとりのお口の健康を長期的にサポートしております。

Belle歯科・矯正歯科では、日本矯正歯科学会認定医による専門的な矯正治療と、お口全体を診る総合的な歯科治療を提供しております。神戸市西区の西神南に位置し、西神中央、伊川谷、学園都市を含む広範囲からご来院いただいております。矯正治療後のリテーナー管理についても丁寧にサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

著者情報

Belle歯科・矯正歯科 院長 竹内優斗

[経歴]

日本矯正歯科学会 認定医

近畿東海矯正歯科学会

インビザライン プラチナプロバイダー

兵庫県歯科医師会

神戸市歯科医師会

神戸市西区歯科医師会

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