ブログ

blog

  • HOME>
  • ブログ>
  • マタニティ歯科|妊娠中の歯科治療・予防は・・・

マタニティ歯科|妊娠中の歯科治療・予防は安全?神戸市西区の歯科が解説blog

2026.08.23

「妊娠中に歯科治療を受けても赤ちゃんに影響はないの?」「麻酔やレントゲンは大丈夫?」と不安を感じて、歯の痛みや歯ぐきの腫れをそのままにしている妊婦さんは少なくありません。

結論からお伝えすると、妊娠中であっても適切な時期に歯科治療・予防ケアを受けることは安全であり、むしろ放置のほうがリスクになる場合があります。特に妊娠中は女性ホルモンの影響でお口のトラブルが起きやすく、早めのケアが大切です。

治療が比較的安心して受けやすいのは妊娠中期(5〜7か月頃)とされており、この時期に口腔内の状態を整えておくことが母子ともに望ましいと考えられています。

  • ✅ 妊娠中にお口のトラブルが増える理由と仕組み
  • ✅ 妊娠時期別の歯科治療・予防ケアの考え方
  • ✅ レントゲン・麻酔・薬の安全性についての正しい知識
📋 この記事の目次

妊娠中、こんなお口の悩みが増えていませんか?

妊娠中に急増するお口のトラブル

妊娠すると、多くの方が歯ぐきの腫れ・出血、歯が浮いたような感覚、口臭の悪化などを経験します。「妊娠前まではほとんど歯のトラブルがなかったのに」と驚く方も多く、マタニティ歯科への関心が高まっている背景にはこのような変化があります。

妊娠中はお口の環境が変化しやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まる時期です。つわりによる食生活の乱れ・口腔ケアのしづらさ・ホルモンバランスの変化などが重なることで、お口のトラブルが連鎖しやすくなります。

「治療を我慢しなければ」という誤解

妊娠中の歯科治療を「赤ちゃんへの影響が怖い」「産後まで我慢するべき」と思い込んでいる方は多いです。しかし、むし歯や歯周病を放置することのほうが、母体にも胎児にも悪影響を及ぼすリスクがあるとされています。

歯科医師や産婦人科医のあいだでも、妊娠中の適切な口腔管理は重要な妊婦健康管理の一つと位置づけられています。不安なことは遠慮せず歯科医師に相談することが大切です。

こんな症状が出たら早めに相談を

以下のような症状が出ている場合、できるだけ早めに歯科を受診することをおすすめします。

  • 歯ぐきが赤く腫れて、歯磨きのたびに出血する
  • 歯がしみる・痛みがある・噛むと違和感がある
  • 口の中がネバネバして口臭が気になる
  • 歯ぐきに腫れやできものができた

なぜ妊娠中はお口のトラブルが増えるのか?仕組みを解説

ホルモン変化・生活習慣・免疫力の低下が重なる

妊娠中にお口のトラブルが増えるのは、複数の要因が同時に起きるからです。代表的な原因を整理しておきましょう。

Point 01
女性ホルモンの増加による「妊娠性歯肉炎」

妊娠中はエストロゲン・プロゲステロンなどの女性ホルモンが大量に分泌されます。これらのホルモンは歯周病菌(特にプレボテラ・インターメディア)の増殖を助けることが知られており、歯ぐきが炎症を起こしやすい状態になります。これを「妊娠性歯肉炎」と呼び、妊婦さんの多くに見られます。適切なケアで改善が期待できますが、放置すると歯周病に進行することがあります(個人差があります)。

Point 02
つわりによる口腔環境の悪化

つわりがひどい時期は、歯磨きがしづらくなる方が多いです。また、嘔吐によって胃酸がお口の中に逆流すると、歯のエナメル質が溶けやすくなり(酸蝕症)、むし歯リスクが上がります。さらに、少量を頻繁に食べる食生活になると、お口の中が酸性に傾く時間が長くなり、むし歯菌が活発になりやすいです。

Point 03
唾液の質・量の変化

妊娠中は唾液の分泌量や性質が変化することがあります。唾液にはお口の中を洗い流し、酸を中和する「自浄作用」がありますが、その機能が低下すると細菌が増えやすくなります。また、唾液の粘度が上がることで口臭が悪化したと感じる方もいます。

歯周病が早産・低体重児出産に関連するというデータ

複数の研究において、重度の歯周病を持つ妊婦さんは早産や低体重児出産のリスクが高まる可能性があることが報告されています。これはあくまで関連性を示す研究データであり、因果関係が完全に証明されているわけではありませんが(個人差があります)、口腔内の健康管理が全身・妊娠経過に影響し得るという観点から、妊娠前・妊娠中の予防ケアが重視されています。

妊娠時期別に知っておきたい歯科治療・予防ケアの考え方

妊娠初期(1〜4か月):体調優先・緊急時以外は応急処置で対応

妊娠初期は赤ちゃんの器官が形成される大切な時期であり、体調も不安定になりやすい時期です。この時期は、緊急性のない治療は時期をずらすことが一般的です。ただし、痛みが強い・感染症のリスクが高いといった緊急の場合は、この時期でも必要な処置を行うことがあります。担当の産婦人科医とも連携しながら、歯科医師に現在の妊娠週数と体調を伝えて相談することが大切です。

妊娠中期(5〜7か月):最も安定した時期。積極的な治療・予防が可能

妊娠中期はつわりが落ち着き、お腹もまだそれほど大きくなく、体への負担が比較的少ない時期です。マタニティ歯科では、この時期が最も治療・予防ケアを行いやすい時期とされています。むし歯治療・歯石除去・歯周病のケア・口腔清掃指導などをまとめて行っておくことで、出産後の育児で通院が難しくなる時期に備えることができます。

この時期の歯科治療は、適切に行われれば胎児への影響を最小限にしながら、お口の環境を整えることが期待できます。

妊娠後期(8か月〜):体への負担を考慮しながら応急処置中心に

妊娠後期はお腹が大きくなり、仰向けの姿勢が負担になりやすい時期です。長時間の治療や体に負担のかかる処置は控えることが一般的です。痛みがある・感染の恐れがあるといった緊急の場合には応急処置を行い、根本治療は出産後に行う場合が多くなります。定期的な口腔ケアの指導や歯ブラシ指導など、セルフケアのサポートを受けることが中心になります。

⚠ ご注意ください

「妊娠中だから歯科には行けない」と思い込んで放置するのは危険なケースもあります。特に痛みが続く・歯ぐきが大きく腫れている・膿が出るといった症状は、早急に歯科を受診してください。妊娠週数や体調を歯科医師に伝えることで、その時期に合った対応をしてもらうことができます。

レントゲン・麻酔・薬の安全性——よくある疑問に答えます

レントゲン(X線撮影)は妊娠中でも大丈夫?

歯科で使用するデジタルX線の放射線量は非常に少なく、防護エプロン(鉛入りのエプロン)を着用した上での撮影であれば、胎児への放射線の影響は極めて小さいとされています。日本放射線科専門医会・医会をはじめとする医療団体も、適切な防護措置を取ることを前提に、妊娠中の歯科X線撮影は許容される場合があるとしています。

ただし、緊急性がない場合は妊娠中期以降や出産後まで時期をずらす対応をとることもあります。必要性の高い場合は歯科医師が適切に判断しますので、まずはご相談ください。

局所麻酔は赤ちゃんに影響する?

歯科治療で使用する局所麻酔薬(リドカインなど)は、適切な量・方法で使用される場合、胎盤をほとんど通過しないとされており、妊娠中期に適切に使用される局所麻酔は、一般的に胎児への影響が少ないと考えられています。

無麻酔で我慢しながら治療を受けることで痛みやストレスがかかるほうが、母体・胎児に悪影響となる場合もあります。妊娠中であることを必ず事前に伝え、歯科医師の判断のもとで使用することが重要です。

薬(鎮痛剤・抗生剤)の使用はどうなる?

妊娠中に使える薬は限られており、歯科医師は産婦人科との連携も考慮しながら、妊娠週数に応じて安全性の高い薬を選択します。自己判断での市販薬服用は避け、処方された薬・用法・用量を必ず守ることが大切です。妊娠中であることを伝えれば、歯科医師が慎重に対応します。

妊娠中・産後に実践したいセルフケア・予防の具体的なポイント

つわり中でもできる口腔ケアの工夫

つわりがひどく歯磨きがつらいときは、無理に長時間磨こうとしなくて大丈夫です。以下のような工夫を試してみましょう。

  • 体調の良い時間帯を選んで歯磨きをする(朝より午後が楽な方も多いです)
  • ヘッドの小さな歯ブラシを使い、吐き気を最小限に
  • つわり中は香りや味のきつい歯磨き粉を避け、無味・微香タイプに変える
  • 嘔吐後は水やフッ素入りうがい液でうがいし、30分ほど時間を置いてから歯磨きをする
  • 歯磨きが難しいときは、洗口液や指を使って歯ぐきを刺激するだけでもケアになる

フッ素・キシリトールの活用

フッ素入りの歯磨き粉の使用は、妊娠中も安全に継続できます。フッ素は歯のエナメル質を強化し、むし歯の発生を抑える効果が期待できます。キシリトール入りのガムは、唾液の分泌促進と酸を産生しない特性から、間食が増えやすい妊娠中の補助的なケアとして有用です。ただし、歯磨きの代わりにはなりませんのでご注意ください(個人差があります)。

産後の受診も忘れずに——赤ちゃんのためにも

むし歯菌は保護者から赤ちゃんへ移ることがあるとされています(垂直感染)。お母さんのお口のむし歯を減らしておくことが、赤ちゃんのむし歯予防につながるという観点からも、出産後も定期的な口腔ケアを続けることが大切です。育児が始まると通院が難しくなりがちですが、赤ちゃん連れで受診できる歯科医院を産前に探しておくことをおすすめします。

神戸市西区のBelle歯科・矯正歯科が妊婦さんのお口のお悩みに対応します

  • 🦷 予防歯科専門医師が在籍——妊娠中・産後の口腔ケア指導・定期メンテナンスを丁寧にサポートします
  • 🔬 歯科用マイクロスコープ・口腔内スキャナーを導入——精密な診査でお口の状態を詳しく確認できます
  • 🕐 24時間Web予約対応——体調の良い時間に合わせて、スマートフォンから予約できます
  • 🚗 駐車場4台完備——体への負担を抑えながらご来院いただけます(西神南駅より徒歩15分・バス停「いぶき東フレア」より徒歩1分)
  • 💬 セカンドオピニオン歓迎——他院での診断や治療方針について疑問がある方も、安心してご相談ください
👨‍⚕️ 院長 竹内 優斗(たけうち ゆうと)先生より

妊娠中は体の変化が大きく、お口のことまで気を配るのが難しいと感じている方も多いと思います。でも、お口の健康は赤ちゃんへの健康につながる大切なものです。「妊娠中だから歯科には行ってはいけない」ということはありません。私は患者様お一人おひとりの状況に寄り添い、今の時期にできる最善のケアを一緒に考えたいと思っています。不安なことは何でもお話しください。丁寧にお答えします。

よくあるご質問(マタニティ歯科・妊娠中の予防歯科)

Q 妊娠中に歯石取り(スケーリング)を受けても大丈夫ですか?
A 妊娠中期(5〜7か月頃)であれば、歯石除去(スケーリング)は一般的に受けることができます。妊娠性歯肉炎の改善にも効果が期待でき、この時期にしっかりと歯ぐきのお掃除をしておくことが大切です。体調や妊娠週数によっては対応を調整することもありますので、まずはご相談ください(個人差があります)。
Q むし歯の治療は妊娠中でもできますか?
A 妊娠中期(5〜7か月頃)を中心に、必要なむし歯治療を受けることは可能です。治療を放置したまま出産・育児に突入すると、悪化するリスクや赤ちゃんへのむし歯菌の移行リスクが高まる場合があります。痛みが強いなど緊急性が高い場合は、妊娠初期・後期でも応急処置を行うことがあります。妊娠週数と体調を歯科医師に伝えてご相談ください。
Q 産後はいつから歯科を受診できますか?
A 産後は体の回復が落ち着いた時期から歯科を受診いただけます。一般的に産後1〜2か月以降、産婦人科での経過確認が終わった頃が目安とされています(個人差があります)。妊娠中に先送りにしていた治療、定期的な歯のクリーニング、授乳中の薬の使用についての相談なども、産後にまとめて対応することが可能ですのでお気軽にご相談ください。

📝 この記事のまとめ

  • ✅ 妊娠中はホルモン変化・つわりなどにより、むし歯・歯肉炎リスクが高まりやすい
  • ✅ 妊娠中期(5〜7か月頃)は最も治療・予防ケアを受けやすい時期とされている
  • ✅ レントゲン・局所麻酔は適切な対応のもとで使用され、緊急性や時期に応じて歯科医師が判断する
  • ✅ つわり中もできる口腔ケアの工夫を取り入れ、フッ素入り歯磨き粉を継続するのがおすすめ
  • ✅ 「我慢して放置」より「早めに相談」がお口の健康と赤ちゃんのために大切

妊娠中のお口のお悩み、まずはご相談ください

神戸市西区のBelle歯科・矯正歯科では、妊娠中・産後のお口のケアについて丁寧にご説明します。予防歯科専門医師在籍・駐車場4台完備・24時間Web予約対応で、体への負担を抑えてご来院いただけます。

24時間Web予約受付中 / お電話でのご予約・お問い合わせ 078-996-9990

📞 お電話でのご相談

👨‍⚕️

竹内 優斗(たけうち ゆうと)

Belle歯科・矯正歯科 院長

「患者様の人生に寄り添い支えていく」を理念に、生活スタイルや年齢に応じたオーダーメイド式の治療プランを患者様とともに考え、生涯をご自身の歯で過ごしていただける歯科医療を目指しています。

【略歴】2012年 大阪大学歯学部 卒業 / 2013年 大阪大学歯学部附属病院 矯正科 勤務 / 2019年 医療法人UDC うえだ歯科クリニック 副院長・大阪大学歯学研究科 論文博士取得 / 2020年 Belle歯科・矯正歯科 開院
【所属学会・資格】日本矯正歯科学会 認定医 / 近畿東海矯正歯科学会 / 兵庫県歯科医師会 / 神戸市歯科医師会 / 神戸市西区歯科医師会

お電話でのご予約・お問い合わせ078-996-9990

24時間Web予約受付中

instagram

お問い合わせ