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訪問歯科で抜歯・虫歯治療は自宅でできる?対象者・流れを詳しく解説blog

2026.08.26

「親が通院できなくなってしまったけれど、虫歯や歯の痛みを放っておくことができない」「自分自身が体の不調で歯科医院に行けず、抜歯が必要と言われたまま困っている」——そのようなお悩みを抱えていらっしゃる方は、決して少なくありません。

結論からお伝えすると、一定の条件を満たす方であれば、歯科医師が自宅や施設に出向く「訪問歯科診療(往診)」を利用することで、虫歯治療や抜歯などを自宅で受けられる可能性があります。訪問歯科診療は介護保険・医療保険の両制度に対応しており、通院が困難な方の大切な選択肢のひとつです。ただし対象者の条件や受けられる処置の範囲があるため、事前に正しく理解しておくことが重要です。

この記事では、訪問歯科診療の仕組み・対象者・受けられる治療内容・利用の流れ・注意点まで、順を追ってわかりやすく解説します。

  • ✅ 訪問歯科診療で自宅でも受けられる治療の種類と範囲
  • ✅ 訪問歯科の対象者・利用条件と費用のめやす
  • ✅ 利用開始までの流れと、事前に準備しておきたいこと
📋 この記事の目次

訪問歯科診療が必要になるのはどんなとき?よくある背景とお悩み

「通院できない」にはさまざまな理由がある

歯科医院への通院が難しくなる理由は人によって異なります。加齢による体力低下、骨折や手術後のリハビリ中、難病・慢性疾患による外出困難、認知症の進行、重度の障がいなど、その背景は多岐にわたります。また、ご家族が介護のために付き添いが難しい場合や、歯科への通院だけで体への負担が大きすぎるという場合も少なくありません。

そのような状況でも、お口の痛みや虫歯・歯周病は放置するほど症状が悪化しやすく、食事がとりにくくなることで全身の栄養状態や体力にも影響を及ぼすことがあります。「歯の治療は後回しでいい」と思われがちですが、実際にはお口の健康は全身の健康に深く関わっています。

自宅での虫歯・抜歯を希望する方が増えている背景

近年、高齢化の進展や在宅医療・介護の拡充に伴い、訪問歯科診療のニーズは全国的に高まっています。神戸市西区を含む兵庫県内でも、在宅や施設での療養中に歯科治療を希望される方からの問い合わせが増えています。

虫歯の痛みで食欲が落ちている、歯が欠けて食事がしにくい、抜歯が必要と以前に言われたがそのままになっている——こうした状況を抱えながらも「どこに相談すればよいかわからない」という方が多いのが現状です。訪問歯科診療という選択肢を正しく知ることが、解決への第一歩となります。

「訪問歯科」と「往診」は同じ意味?

「訪問歯科診療」と「歯科往診」は、いずれも歯科医師・歯科衛生士が患者の自宅や入居施設などに出向いて行う歯科診療を指します。制度的には「歯科訪問診療」という名称で保険上の区分が設けられており、一般的に「訪問歯科」「往診」と呼ばれることが多いです。意味合いとしてはほぼ同義で使われているため、どちらの言葉を使っても問題ありません。

訪問歯科診療の仕組みと対象者の条件を正しく理解しよう

Point 01 訪問歯科の制度的な仕組み
健康保険・介護保険の両方に対応している

訪問歯科診療は、健康保険(医療保険)の「歯科訪問診療」として保険適用される制度です。65歳以上で要介護・要支援の認定を受けている方は介護保険との併用も可能なケースがあります。自己負担割合は年齢や収入によって異なりますが(1〜3割)、保険適用内であれば通院診療と同様の費用負担で受診できる場合があります。詳しくは担当のケアマネジャーや歯科医院にご確認ください。

Point 02 訪問歯科診療の対象となる方
「通院困難」であることが基本的な条件

訪問歯科診療を保険で受けるためには、「歩行や移動が困難で、通院による受診が著しく困難な状態」であることが条件とされています。具体的には、寝たきりや車椅子での生活、骨折・手術後の回復期、重度の障がいや認知症、難病などにより通院が実質的に難しい方が対象です。単に「面倒だから」「遠いから」という理由では保険適用の対象外となる場合があります。不明な点は事前に歯科医院やかかりつけ医にご相談ください。

Point 03 訪問できる場所の範囲
自宅だけでなく施設・病院への訪問も可能

訪問歯科診療が行われる場所は自宅(戸建・マンション)に限りません。特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・グループホーム・有料老人ホームなどの介護施設、入院中の病院病室なども対象となります。ただし、歯科医院からの距離や地域によって訪問可能なエリアが異なるため、事前に問い合わせて確認することが大切です。

自宅で受けられる歯科治療の内容——虫歯治療・抜歯はできるの?

訪問歯科で対応できる主な治療

訪問歯科診療では、携帯型の歯科用機器を持参して診療を行います。診療室と全く同じ環境ではありませんが、虫歯の治療(う蝕処置)、抜歯、歯周病治療、入れ歯の調整・修理、口腔ケア・清掃指導など、多岐にわたる処置に対応できます。以下に主な治療内容をまとめます。

治療の種類 内容のめやす 訪問での対応
虫歯治療 初期〜中等度の虫歯の削除・充填など ◎ 対応可能
抜歯 動揺歯・保存不可能な歯など条件による ○ 条件付きで可能
歯周病治療 歯石除去・スケーリングなど ◎ 対応可能
根管治療 神経の処置(複数回が必要なことも) △ 症例による
入れ歯の調整・修理 義歯の修理・新製・噛み合わせ調整 ◎ 対応可能
口腔ケア・ブラッシング指導 専門的口腔清掃・介護者向け指導 ◎ 対応可能

訪問歯科での抜歯——どんな場合に対応できる?

「抜歯は大きな処置だから訪問では無理では?」と心配される方も多いですが、比較的動揺(グラつき)がある歯や、保存が難しいと判断された歯であれば、訪問歯科での抜歯に対応できる場合があります(個人差・症例による)。局所麻酔を使用した抜歯処置は携帯型機器でも対応可能です。

ただし、骨の中に深く埋まった親知らずや、複雑な外科的処置が必要な抜歯については、設備が整った歯科医院や口腔外科での対応が必要なケースもあります。まずは訪問前に電話・メールなどで歯科医院に状況を伝え、訪問での対応が可能かどうか相談することをおすすめします。

訪問では難しい治療もある——よくある誤解を正しておこう

【よくある誤解】「訪問歯科なら何でも自宅でできる」は正しくありません。

訪問歯科診療は携帯型の機器を用いて行うため、診療室と全く同等の精密な処置ができるわけではありません。インプラント治療、高度な外科処置、セレックなどの精密セラミック修復など、大型機器や院内設備が必要な治療は通院での対応が必要です。また、患者の全身状態によっては、血圧・血液凝固の問題などから抜歯を慎重に判断する必要がある場合もあります。訪問歯科診療では最初に全身状態のヒアリングと口腔内の診査を行い、安全に実施可能な処置の範囲を歯科医師が判断します。

24時間Web予約受付中 / お電話でのご予約・お問い合わせ 078-996-9990

訪問歯科診療を利用するまでの流れと費用のめやす

利用開始までのステップ

訪問歯科診療を希望する場合、一般的には以下のような流れで進みます。状況によってはケアマネジャーや主治医と連携しながら調整することもあります。

Step 01
歯科医院に連絡・相談する

まずは訪問歯科診療に対応している歯科医院に電話またはメールで問い合わせます。その際、患者の氏名・年齢・居住地・おおまかな症状(虫歯の痛み・抜歯が必要など)・通院困難な理由を伝えておくとスムーズです。訪問可能なエリアや日程、必要書類についても確認しましょう。

Step 02
初回訪問・口腔内の診査・治療計画の説明

初回訪問では、歯科医師が自宅に出向き、口腔内の状態を確認します。虫歯・歯周病・抜歯が必要な歯の状態、全身疾患の有無(血液サラサラの薬を飲んでいるかなど)を丁寧にヒアリングしたうえで、訪問で対応できる治療内容と計画を説明します。疑問点はこの段階でしっかり確認しておきましょう。

Step 03
定期的な訪問による治療・口腔ケアの継続

虫歯治療や抜歯が必要な場合は複数回の訪問が必要になることが多いです。治療が一段落した後も、定期的な口腔ケア・メインテナンスとして継続的に訪問してもらうことが、お口の健康維持に効果的です(個人差があります)。歯科衛生士による専門的な口腔清掃や、ご家族・介護者へのブラッシング指導も行われます。

費用のめやす(保険適用の場合)

健康保険が適用される訪問歯科診療の場合、自己負担は通常の歯科診療と同様に1〜3割となります。具体的な金額は治療内容・回数・使用材料などによって異なります。また、訪問診療には「歯科訪問診療料」という診療費が加算されますが、保険適用内であれば大幅に費用が増えるわけではありません。詳しい費用については事前に歯科医院に確認することをおすすめします。

なお、保険適用外の治療(セラミックの詰め物・被せ物など)を希望する場合は別途費用が発生します。治療計画の説明時に内容と費用を明確に確認しておきましょう。

訪問前に準備しておくと安心なもの

初回訪問をスムーズに進めるため、以下を事前に準備しておくと役立ちます。健康保険証・介護保険証(お持ちの方)、現在服用中の薬の一覧(お薬手帳)、かかりつけ医の診察情報、現在使用している入れ歯(お持ちの方)などを用意しておきましょう。特に血液を固まりにくくする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を服用中の方は、抜歯の可否に関わるため必ず申告してください。

神戸市西区でお口の悩みを抱えた方へ——Belle歯科・矯正歯科の対応

  • 📋 訪問診療にも対応——通院が難しい方のご相談を承っています。まずはお電話でご状況をお知らせください。
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Belle歯科・矯正歯科 院長 竹内 優斗(たけうち ゆうと)先生より

私は「歯科医療とは皆様の人生に寄り添い、支えていくもの」だと考えています。歯やお口は生涯を通じて使うものですから、通院が難しくなったとしても、お口の健康を諦めてほしくありません。訪問歯科診療は、そうした状況にある方々にとって大切な選択肢のひとつです。

「自宅で虫歯を治したい」「抜歯が必要だが通院が難しい」「家族の口の中が気になる」など、どんな小さなご不安もお気軽にご相談ください。神戸市西区から、患者様お一人おひとりのお口と人生に、誠実に向き合ってまいります。

訪問歯科・自宅での虫歯治療・抜歯についてよくある質問

Q. 訪問歯科診療は誰でも利用できますか?
A. 訪問歯科診療(保険適用)を利用するには、「通院による受診が著しく困難な状態」であることが基本的な条件です。寝たきり・車椅子・骨折後・重度障がい・認知症の進行などにより外出が困難な方が対象となります。「面倒だから」「遠いから」といった理由だけでは保険適用の対象外となる場合があります。まずはお電話で状況をお伝えいただき、ご相談ください。
Q. 自宅での抜歯は痛みが心配です。麻酔は使えますか?
A. 訪問歯科診療での抜歯においても、通院時と同様に局所麻酔を使用することが可能です。麻酔の効き方や処置中の感覚には個人差がありますが、麻酔を適切に使用したうえで処置を行います。不安な点は処置前に担当の歯科医師にご相談ください。また、血圧が高い方や血液をサラサラにする薬を服用中の方は、事前に申告いただくことが非常に重要です。
Q. 訪問歯科診療の費用はどのくらいかかりますか?
A. 健康保険が適用される場合、自己負担は原則として1〜3割となります(年齢・収入・治療内容により異なります)。訪問に伴う「歯科訪問診療料」が加算されますが、保険適用内であれば自己負担が大幅に増えるわけではありません。詳しい費用はご相談の際にご説明しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

この記事のまとめ

  • ✅ 訪問歯科診療は「通院が著しく困難な方」を対象に、自宅や施設に歯科医師が出向く保険適用の制度
  • ✅ 虫歯治療・歯周病治療・入れ歯調整・口腔ケアのほか、条件を満たせば抜歯にも対応できる場合がある(個人差あり)
  • ✅ 全ての処置が訪問で可能なわけではなく、症例によっては通院が必要な場合もある
  • ✅ 服用中の薬(特に抗凝固薬)の情報は必ず事前に申告することが重要
  • ✅ 神戸市西区周辺でご相談の方は、Belle歯科・矯正歯科にお気軽にお問い合わせを

通院が難しい方も、まずはご相談ください

「自宅で虫歯を治したい」「抜歯が必要だが通えない」「家族の歯が心配」——どんなお悩みもBelle歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。神戸市西区を拠点に、お口の健康を全力でサポートします。

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竹内 優斗(たけうち ゆうと)

Belle歯科・矯正歯科 院長

2012年に大阪大学歯学部を卒業後、2013年より大阪大学歯学部附属病院 矯正科に勤務。2019年に大阪大学歯学研究科にて論文博士を取得し、医療法人 UDC うえだ歯科クリニック 副院長を経て、2020年にBelle歯科・矯正歯科を開院。

所属学会・資格:日本矯正歯科学会 認定医 / 近畿東海矯正歯科学会 / 兵庫県歯科医師会 / 神戸市歯科医師会 / 神戸市西区歯科医師会

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