入れ歯治療

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入れ歯治療denture

入れ歯の役割

入れ歯の役割

むし歯や歯周病、事故などが原因で歯を失った方の選択肢の1つが入れ歯です。歯がないとそれだけで見た目に大きな影響があるため、入れ歯を作りたいと考える患者様はたくさんいらっしゃいます。しかし実は入れ歯には、見た目の改善以外に様々な役割があります。

残っている歯の負担を減らす

4人で重いものを持ち上げるのと、3人で重いものを持ち上げるのとでは、後者の方が1人にかかる負担は大きくなります。

歯も同じです。咬む力を支えていた歯が少なくなると、それだけ残った歯にかかる負担も大きくなります。すると歯が咬む力に耐えられなくなり、残っていた歯まで割れたり、折れたり、傷んで歯周病になったりして、歯を失うリスクが高まります。そうなればさらに1本あたりの負担が大きくなって、次々に歯が失われていきます。

入れ歯にはこうした悪循環を食い止め、残っている歯の負担を減らす役割があります。

食べ物を飲み込みやすくする

私たちは咬み砕いた食べ物を飲み込む(嚥下する)時、舌を上顎に押し付けて嚥下のための圧力を発生させています。

入れ歯はこの時の圧力を高める役割があるため、入れ歯を使うことで食べ物が飲み込みやすくなり、誤嚥(食べ物などが気道に入ってしまうこと)を防止することができます。

脳に刺激を与える

咬むという運動は、脳のうち運動を司る部位を活性化させることで行われています。そのため毎日の生活の中で咬むことを繰り返していると、その刺激が脳に与えられ、運動能力や集中力が改善すると考えられています。

歯が少なくなり、正しく咬めなくなれば、こうした刺激が脳に届かなくなります。結果として運動能力や集中力が低下したり、認知症のリスクが高まったりします。

入れ歯には咬むことによる刺激を脳に与え、こうしたリスクを抑える役割もあります。

唾液分泌促進

咬むことは唾液の分泌を促進します。唾液は食べものの消化を促進するとともに、お口の中を消毒し、むし歯や歯周病を予防する役割も果たします。歯が少なくなると唾液の分泌量が低下しますが、入れ歯を使うことで唾液の分泌を促進することができます。

若さを保ち、発声を整える

歯を失うと顔貌が変わるため、老けて見えるようになります。また発声もうまくできなくなります。入れ歯にはこうした問題を解消する役割もあります。

姿勢を安定させる

歯を失うと姿勢が不安定になり、歩いていてもふらつくようになったり、転んでしまったりするようになる場合があります。入れ歯にはきちんと食いしばれるようにすることで、姿勢のバランスを整える役割もあるのです。

入れ歯の種類

入れ歯には大きく部分入れ歯と総入れ歯がありますが、いずれの場合も保険診療の入れ歯と自費診療の入れ歯があります。

保険診療の入れ歯治療

保険診療の入れ歯治療では、レジンと呼ばれる歯科用のプラスチック素材を使用します。部分入れ歯の場合はこれに金属のバネを取り付け、残った歯に引っかける形で安定させます。

総入れ歯の場合は全てがレジンで作られます。部分入れ歯とは違い、何かに引っ掛けて固定するわけではないので、安定させるためには高い技術力が求められます。

自費診療の入れ歯治療

自費診療の入れ歯治療では、セラミックやシリコン、チタンやゴールドなど患者様のご要望に合わせて様々な素材を使用します。

入れ歯の土台部分(床)に金属を使う入れ歯のことを金属床義歯と呼び、床や歯にひっかける部分に弾力性のある特殊樹脂素材を使用した入れ歯をノンクラスプデンチャーと呼びます。

自費診療の入れ歯治療と保険診療の入れ歯治療には、素材の違い以外にも精密度や咬み合わせ、快適性や見た目、耐久性など様々な違いがあります。詳しい内容は以下で紹介しているので、気になる方はご覧いただければと思います。

入れ歯治療の流れ

一般的な入れ歯治療は、以下のような流れで進めていきます。

診断と検査

まず患者様へのカウンセリングを通じて治療のご希望や、これまでの治療歴、入れ歯のお悩みなどをお聞きします(使用中の入れ歯がある場合はお持ちください)。

加えて、レントゲンやCTの撮影、むし歯や歯周病などお口の病気の検査を行い、お口の中の状況を把握します。

現状と治療の説明

検査の結果を踏まえ、今のお口の中の状況と必要な治療について患者様に説明します。入れ歯を作製する前に、むし歯や歯周病の治療が必要な場合もあれば、入れ歯以外の選択肢(ブリッジやインプラント)が適している場合もあるため、患者様1人1人に合った提案をさせていただきます。

治療の実施

説明内容、提案内容をご理解、ご納得いただいたうえで、実際の治療に移ります。

治療後のケアについての説明とアフターフォロー

完成した入れ歯を快適に長く使うためには、定期検診が必要不可欠です。微調整をしたり、入れ歯を支える歯ぐきをチェックしたり、残った歯を含むお口の中のメインテナンスをすることで、痛みやぐらつきなく入れ歯を使い続けることができます。

そのため入れ歯を作製した方には、きちんと定期検診を受けることをおすすめします。

当院の入れ歯治療

西神南のBelle歯科・矯正歯科では矯正治療の知識と経験を活かし、患者様1人1人に合った入れ歯を作ることができます。

「すぐに合わなくなる入れ歯」「痛くてつけていられない入れ歯」などにお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。

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