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矯正治療orthodontic
矯正治療とは

矯正治療とは、きちんと咬み合っていない歯並びを咬み合うように調整する歯科治療のことです。ワイヤーやマウスピースといった矯正装置を使い、歯や顎の骨に力をかけ、ゆっくりと歯並びを整えていくため、咬み合わせや人体に関する医師自身の知識や豊富な経験が求められる分野です。
矯正治療の必要性
歯の生え方や顎の形などが原因で生じる歯並びの不具合を「不正咬合」と言います。不正咬合を放置していると、次のような問題につながる可能性があります。
- 食べ物が咬みにくい
- 歯周病のリスクが高まる
- 口臭の原因になる
- 顎の関節への負担が大きくなる
これらには顎関節症、歯の脱落(抜けること)、さらには全身にかかわる病気に発展するリスクもあります。矯正治療はこうした事態を事前に防ぐための治療方法です。
矯正治療が必要になる歯並び
前述のような問題につながりやすい歯並びは、以下の3種類です。
● 上顎前突…上顎の前歯が下顎の前歯よりも前に出ており、上下の歯が咬み合っていない状態。出っ歯とも呼ばれます。
● 下顎前突…下顎の前歯が上顎の前歯よりも前に出ており、上下の歯が咬み合っていない状態。受け口とも呼ばれます。
● 開咬…前歯が咬み合っておらず、奥歯の数本に負担がかかりやすい歯並び。
矯正治療が必要かどうかは、専門家が様々な検査とその分析をして初めて判断することができます。不正咬合でお悩みの方や「もしかしたら自分は(もしくは家族は)不正咬合かもしれない」と不安を抱えている方は、お気軽に西神南のBelle歯科・矯正歯科までご相談ください。
矯正治療のデメリット
お口の健康のために様々なメリットのある矯正治療ですが、デメリットも存在します。
- 治療期間が長引く可能性が高い。
- 基本的に自費診療(患者様の全額負担)となるので、治療費用が高額になる場合がある。
- 矯正装置に痛みや圧迫感がある。
- 歯並びを整えるために、やむを得ず健康な歯を抜く場合がある。
治療を受ける際はこれらのデメリットについて十分検討したうえで判断する必要があります。
矯正治療の種類
矯正治療は原則自費診療であるため、様々な種類の治療方法があります。以下ではその中から3種類の矯正治療を紹介します。それぞれにメリットとデメリットがあるため、セカンドオピニオンやサードオピニオン、つまり複数の歯科医院の意見を聞くことをおすすめします。
ワイヤー矯正
最も一般的な矯正治療です。ブラケットと呼ばれる装置を歯に取り付け、ワイヤーの力を使って歯並びを整えていく方法です。歯の表面に装置を取り付ける表側矯正、裏面に取り付ける裏側矯正、目立たない白いワイヤーを使うホワイトワイヤー矯正など、様々なバリエーションがあります。
マウスピース矯正
当院も導入しているインビザラインという装置をはじめとする、マウスピース型の矯正装置を使用して歯並びを整える方法です。患者様自身で取り外しができるため、食事や歯磨きの際に矯正装置が邪魔にならないというメリットがあります。
詳しくは以下のページで紹介しているため、興味のある方はぜひご覧ください。
コンビネーション矯正
マウスピース矯正とワイヤー矯正を組み合わせて行う矯正治療です。
当院の矯正治療
西神南のBelle歯科・矯正歯科の院長・竹内は大阪大学附属病院の矯正科に6年間在籍し、様々な症例を経験してきました。そのため、きっと歯並びについてのお悩みの方のお力になれるはずです。
前述した通り、矯正治療にはメリットとデメリットがあります。当院では患者様の症状だけでなく、普段の生活や将来の計画なども含め、じっくりとお話をしたうえで、最適な治療計画を提案させていただいています。
当院の後でセカンドオピニオンやサードオピニオンを聞きに行かれてもかまいませんし、当院をセカンドオピニオン、サードオピニオンとしてご活用いただいてもかまいません。歯並びのことでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談いただければ幸いです。
矯正歯科治療の一般的なリスクや副作用について
最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間〜1,2週間で慣れることが多いです。
歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
矯正治療は公的医療保険が適用されない自費治療です。
220,000円(税込)~1,100,000円(税込)
比較的短期間である部分矯正で6ヶ月~2年、全顎を矯正する治療方法で2年~5年が目安ですが、歯の動きやすさなどの口腔内の状況、治療内容やゴールとする歯並びにより大きく異なります。また治療中は1~2ヶ月ごとに1回のペースでご来院いただきます。
装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんのご協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていた虫歯がみえるようになることもあります。
歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯茎がやせて下がることがあります。
ごく稀に歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
ごく稀に歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
治療途中に金属等のアレルギー症状がでることがあります。
治療中に「顎関節で音がなる、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
矯正装置を誤飲する可能性があります。
装置を外す時にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
装置が外れた後、現在の咬み合わせにあった状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
あごの成長発育により、咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
治療後に親知らずが生えて、凹凸が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると噛み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
(日本矯正歯科学会ホームページより抜粋)

