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歯ぎしり・食いしばりは矯正に影響する?治療前に知っておきたいリスク管理blog

2026.02.27

歯ぎしり・食いしばりとマウスピース矯正の関係

矯正治療を検討されている方の中には、「歯ぎしりや食いしばりの癖があるけれど、マウスピース矯正はできるのだろうか」と不安を抱えている方もいらっしゃるでしょう。

結論から申し上げますと、歯ぎしりや食いしばりがあってもマウスピース矯正は可能です。

ただし、これらの習癖がない方と比較すると、いくつかのリスクや注意点があることも事実です。治療を成功させるためには、事前にこれらのリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要になります。

歯ぎしりや食いしばりは医学的に「ブラキシズム」と呼ばれ、多くの方が無意識のうちに行っている習癖です。睡眠中に発生することが多く、自覚がないまま歯や顎に大きな負担をかけ続けているケースも少なくありません。

ブラキシズムが矯正治療に与える影響

マウスピースへの物理的ダメージ

マウスピース矯正で使用するアライナーは、薄いプラスチック素材で作られています。

歯ぎしりや食いしばりによって強い力が加わると、マウスピースに穴が開いたり、割れたり、変形したりする可能性があります。特に睡眠中の歯ぎしりでは、自身の体重以上の力が歯にかかることもあると言われており、マウスピースにとって大きな負担となるのです。

近年のマウスピース矯正システムでは、素材の研究開発が進み、耐久性が大幅に向上しています。インビザラインのスマートトラックと呼ばれる新しい樹脂素材は、従来のものと比べて破損しにくく、長時間使用しても汚れにくい特性を持っています。

治療計画への影響

歯ぎしりや食いしばりによって予想外の力が歯に加わると、歯が計画通りに動かない可能性があります。

矯正治療では、歯をゆっくりと正しい位置に移動させていきますが、ブラキシズムによる強い力が加わることで、歯が思わぬ方向に動いてしまうことがあるのです。これにより、治療期間が延びたり、追加の調整が必要になったりすることも考えられます。

また、矯正中は歯が動いている途中段階のため、一時的に噛み合わせが不安定になることがあります。この状態で強い食いしばりが起こると、特定の歯に過度な負担がかかり、歯の破折や歯根へのダメージにつながる危険性もあります。

痛みや不快感の増加

矯正治療中は、歯が移動する過程である程度の痛みや違和感を感じることがあります。

歯ぎしりや食いしばりが加わると、この痛みがさらに増す可能性があります。特に、矯正装置の圧力と歯ぎしりの力が重なることで、顎や歯に強い痛みを感じることもあるでしょう。朝起きたときに顎が疲れていたり、歯がしみたりする症状が現れることもあります。

歯ぎしり・食いしばりの原因を理解する

ストレス心理的要因

歯ぎしりや食いしばりの最も一般的な原因は、日常生活におけるストレスや不安です。

精神的な緊張が高まると、無意識のうちに歯を噛みしめたり、睡眠中に歯ぎしりをしたりすることで、ストレスを発散しようとする傾向があります。仕事や人間関係、家庭での悩みなど、心身に負担がかかっている状態では、ブラキシズムが起こりやすくなるのです。

噛み合わせの問題

歯並びや噛み合わせに異常がある場合、その違和感を解消しようとして無意識に歯ぎしりをすることがあります。

特定の歯に過剰な負担がかかるような噛み合わせでは、バランスを保とうとして歯をこすり合わせる動作が起こりやすくなります。また、詰め物や被せ物の高さが合っていない場合も、噛み合わせの不調和を招き、歯ぎしりの原因となることがあります。

生活習慣と環境要因

カフェインの過剰摂取、アルコール摂取、喫煙などの生活習慣も歯ぎしりに影響を与えます。

これらの嗜好品は睡眠の質を低下させ、眠りが浅くなることで歯ぎしりを悪化させる可能性があります。また、睡眠環境が整っていない場合や、寝具が体に合っていない場合も、無意識のストレスとなり、歯ぎしりを引き起こすことがあるでしょう。

マウスピース矯正中の歯ぎしり対策

ナイトガードの併用

歯ぎしりや食いしばりが強い方には、ナイトガードの使用が推奨されることがあります。

ナイトガードとは、就寝時に装着するマウスピース型の保護装置で、歯や矯正装置にかかる力を分散させる効果があります。ただし、マウスピース矯正中にナイトガードを併用する場合は、矯正装置の形状に合わせた調整が必要になります。

矯正用のマウスピースと歯ぎしり用のマウスピースは、厳密には形や素材が異なりますが、マウスピース矯正自体が歯ぎしりや食いしばりによる歯の破折や削れを予防する効果も持っています。そのため、矯正治療と歯ぎしり対策を同時に行えるという利点もあるのです。

ストレス管理とリラクゼーション

歯ぎしりの根本的な原因であるストレスに対処することも重要です。

日常生活の中で、趣味の時間を持つ、適度な運動を取り入れる、十分な睡眠時間を確保するなど、心身をリラックスさせる工夫をしましょう。就寝前のカフェインや飲酒を控えることも、睡眠の質を向上させ、歯ぎしりの軽減につながります。

また、日中に食いしばりをしていることに気づいたら、意識的に顎の力を抜いてリラックスするよう心がけることも効果的です。こまめに休憩をとり、ストレッチをすることで、顎周りの筋肉の緊張をほぐすことができます。

定期的な歯科医院でのチェック

マウスピース矯正中は、定期的に歯科医院を受診し、マウスピースの状態や歯の動きを確認してもらうことが大切です。

歯ぎしりによってマウスピースに破損や変形が見られた場合は、早めに対処することで、治療計画への影響を最小限に抑えることができます。また、噛み合わせの調整や、歯ぎしりを和らげるための専門的なアドバイスを受けることも可能です。

Belle歯科・矯正歯科での取り組み

専門的な診断とカウンセリング

当院では、矯正治療を始める前に、患者様のお口の状態を詳しく検査し、歯ぎしりや食いしばりの有無についても確認します。

日本矯正歯科学会認定医としての専門知識と経験を活かし、患者様一人ひとりに最適な治療計画をご提案しています。歯ぎしりや食いしばりがある方でも、安心してマウスピース矯正を受けていただけるよう、適切な対策とフォローアップ体制を整えています。

1口腔単位での総合的なアプローチ

当院は、矯正治療の知見とお口全体を診る1口腔単位の歯科治療を組み合わせることで、患者様のお口の健康を長期的に維持することを目指しています。

歯ぎしりや食いしばりは、歯並びだけでなく、虫歯や歯周病、顎関節症などさまざまな問題と関連しています。そのため、矯正治療と並行して、これらの問題にも総合的に対応し、10年後、20年後も患者様が笑顔でいられる歯科治療を提供しています。

院内歯科技工室による迅速な対応

当院には院内に歯科技工室を併設しているため、万が一マウスピースに破損や問題が生じた場合でも、迅速に対応することが可能です。

詰め物や被せ物、矯正装置などの製作物を精密かつスピーディーに作製できる体制を整えており、患者様の治療をスムーズに進めることができます。また、噛み合わせの調整が必要な場合も、院内で対応できるため、患者様の負担を最小限に抑えることができるのです。

まとめ

歯ぎしりや食いしばりがあっても、マウスピース矯正は十分に可能です。

ただし、マウスピースの破損リスクや治療期間への影響、痛みの増加などのリスクがあることを理解し、適切な対策を講じることが重要です。ストレス管理や生活習慣の改善、定期的な歯科医院でのチェックなど、日常生活でできる対策を実践しながら、安心して矯正治療を進めていきましょう。

当院では、日本矯正歯科学会認定医としての専門性と、1口腔単位での総合的な歯科治療を組み合わせ、患者様のお口の健康を長期的にサポートしています。歯ぎしりや食いしばりでお悩みの方、マウスピース矯正をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。

詳しい治療内容やご相談については、Belle歯科・矯正歯科の公式サイトをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。患者様とのお話の時間を大切にし、未来を見据えた最適な治療計画をご提案いたします。

著者情報

Belle歯科・矯正歯科 院長 竹内優斗

[経歴]

日本矯正歯科学会 認定医

近畿東海矯正歯科学会

インビザライン プラチナプロバイダー

兵庫県歯科医師会

神戸市歯科医師会

神戸市西区歯科医師会

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